『老いと死の受容』
日野原 重明 19870320(初版)→19981020(新装版) 春秋社,194p.
■日野原 重明 19870320(初版)→19981020(新装版) 『老いと死の受容』,春秋社,194p. ISBN-10:4393364147 ISBN-13:978-4393364147 \1785 [amazon]/[kinokuniya] ※ a06 d01
■内容(「BOOK」データベースより)
充実した生のために。どう生きるか?そして、死をどう生きるか?人間の生と死を、半世紀以上にわたり臨床の場で見つめてきた名医が語る。生老病死の四つのテーマはそれぞれ緊密に結ばれている。避けられない現実―老いと死を怖れずに見つめ、みずからのより良い終末に向けて、今の生き方を変えていくための、心に響くメッセージ。
■内容(「MARC」データベースより)
生老病死の四つのテーマはそれぞれ緊密に結ばれている。避けられない現実、すなわち「老いと死」を見つめ、みずからのより良い終末に向けて、今の生き方を変えていくためのメッセージ。1987年刊の新装版。
■目次
1 老いても若々しく生きる
2 老人問題と死
3 老いと死の受容
○鈴木大拙
○市川猿翁
○木島滋二
4 今日を生かされて
5 めいめいの死をどう生きるか
6 いのちの尊厳
7 死をどう生きるか
8 死から生を考える
9 すこやかに老いるために
10 対談:いのちの終わりを思う (幸田 文+柳瀬 禎子+日野原重明)
あとがき
■引用
「人生最後のラウンドである老年期を、肉体的には動脈硬化その他の老化現象を抱えながら、どうすれば生きがいのある十室したものにすることができるのかを考えることは極めて重要なことであります。」(「老いても若々しく生きる」p3)
「謙虚に最後まで自己形成を続けることが人間には重要なのです。その場合に最も大切なことは、ただ自分が長生きをしたというのでなしに、今のいのち、65歳なら65歳と言ういのちを深く生きるのにはどうしたらいいか、今65歳の人が80歳まで生きたいなという、ただの長生きを希望するのではなしに、今の65歳という年齢に深いいのちを与える。もう一度言いますと、65歳にいのちの数を足すのではなしに、今の65歳に命を与えて深くするということが望まれます。」(「すこやかに老いるために」p177 * 太字部分、本文中強調)
*作成:石田 智恵