『恋愛の不可能性について』
大澤 真幸 19980630 春秋社,301p.
Last update:20101104
■大澤 真幸 19980630 『恋愛の不可能性について』,春秋社,301p. ISBN-10:4393331788 ISBN-13:978-4393331781 \2100 [amazon]/[kinokuniya] ※ r05
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
交錯する愛の宇宙。言語理解の謎。神々と音楽のふしぎな関係。民主制を空洞化するメディア。ジジェク、レヴィナス、ルーマン、クリプキなど、現代思想の巨人たちの論理を独創的に止揚し展開する大沢社会学のめくるめく万華鏡世界。
内容(「MARC」データベースより)
交錯する愛の宇宙。言語理解の謎。神々と音楽のふしぎな関係。民主制を空洞化するメディア。ジジェク、レヴィナスなど現代思想の巨人たちの論理を独創的に止揚し展開する大沢社会学のめくるめく万華鏡世界。
■目次
序章 「これは愛じゃない」
第1章 恋愛の不可能性について―愛すること・と・信じること
1 愛の不安
2 信念の帰属
3 愛の眩暈
第2章 言語理解の本性を求めて
1 部屋に閉じ込められた者
2 示向性
3 外的な事象
4 心的な像
5 物自体という余剰
第3章 言語と貨幣の間を往復する
1 言語の可能条件
2 言語から貨幣へ
3 貨幣から言語へ
第4章 貨幣における他者性
1 貨幣と自然数
2 「他者の他者」としての〈他者〉
3 貨幣の可能条件
4 商品の物神性
第5章 待つことと待たれること
1 待つ者たち
2 待たれる者
3 不安と希望
4 空無としての存在
5 アルベールさん
6 終わりと反復
第6章 美を完結させる乱調―数学と社会学
第7章 表現の禁止を経由する表現
1 表現の禁止の上に立つ文化
2 表現の構造
3 表現を貫く社会性
4 音楽の近代史
5 雑音のような音楽
6 死んだ神
第8章 逆説の合理性―意味の秩序=順序・と・他者の効果
1 合理性ということ
2 合理化という社会的機制
3 逆説の合理性
第9章 コミュニケーションに未来はあるか―多重化するメディアを考える
1 裏返しのコミュニケーション
2 メディアの歴史的・社会的多重性
3 走る使者/反省する読者
4 権力の悪夢/民主主義の悪夢
5 友/敵の恣意的な分離
註
参考文献
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:八木 慎一 更新:樋口 也寸志