『DRG/PSS導入の条件と環境――求められる日本版診断群別包括支払方式のインフラ整備』
川渕 孝一 19980527 薬業時報社,205p.
■川渕 孝一 19980527 『DRG/PSS導入の条件と環境――求められる日本版診断群別包括支払方式のインフラ整備』,薬業時報社,205p. ISBN-10:4840723893 ISBN-13:978-4840723893 2730 [amazon] ※ b s ms
■内容紹介
出版社/著者からの内容紹介
DRG導入の妥当性と、DRGのあるべき姿を検証し、仮にわが国でDRG/PPSを導入した場合の影響を述べるとともに、分類の仕方によって医療費が大きく違ってくるコーディングの知識についても解説しています。
内容(「MARC」データベースより)
米国式DRG/PPSを導入し、日本版診断群別包括支払い方式を実現させるまでの課題と留意点について解説。またコーディングの基礎知識と演習問題を掲載し実際の業務に役立つ内容になっている。〈ソフトカバー〉
出版社からのコメント
日本版DRG/PPS導入が検討されています。現在、わが国では米国式のDRG/PPS導入の前提となる国際疾病分類(ICD)に基づくコーディングが未整備であり、日本の医療構造を変革するということであれば、コーディングのインフラ整備は必ず通らなければならない道と考えられます。本書では、日本にDRG/PPSがなじむのか、DRG/PPS導入下では何が変わるかについて、わかりやすく記述されています。これからの日本版DRG/PPSの構築にむけて、医師、薬剤師はもちろん、看護婦や病院経営者にも参考になる書籍です。
■目次
第1章 日本で今なぜDRG/PPSなのか――わが国の診療報酬制度改革の方向
1 わが国の診療報酬体系の特徴
2 診療報酬体系がもたらす弊害
3 新しい診療報酬体系の構築に向けて
第2章 日本にDRG/PPSはなじむのか
1 注目されるDRGの妥当性に関する研究
2 使用されたデータ
3 DRG/PPSを制度化するための8つの検討課題
4 次なるステップ
第3章 DRG/PPSが導入された場合の保険請求
1 わが国と米国の保険請求の違いとは
2 DRGが開発された目的
3 ますはMDC(主要診断カテゴリー)を使って大きく分類
4 患者のDRG番号が決められるまで
5 分類の仕方によって医療費が大きく違ってくる
第4章 分類(コーディング)の基礎知識
1 ICDとは
2 ICD-9とICD-9-CMの概要とコードの仕組みはこうなっている
3 コード番号を引くための基本的な流れ
4 内容例示表の使い方と内容
5 ICD-9・ICD-9-CMとICD-10はどこが違うか
第5章 コーディングを日本の病院に根づかせる方法
1 DRG/PPS下のコーディングの事例研究
2 診療録管理部門の設置のポイント
3診療録管理部門では何を行うか
付録:DRGフローチャート
資料1:HCFA-DRGを使った平均コスト一覧表
資料2:AP-DRGを使った平均コスト一覧表
■書評・紹介・言及
*作成:鹿島 萌子