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『遺書』

吉本 隆明 19980108 角川春樹事務所,231p.

last update:20101202

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吉本 隆明 19980108 『遺書』,角川春樹事務所,231p. ISBN-10:4894560445 ISBN-13: 978-4894560444 \1365 [amazon][kinokuniya] ※ a06

■内容

メタローグ

おまえ、溺れかかったのだから死んだも同じだ、ひとつ遺書という本を造らないかと角川春樹氏から提案を受けて執筆されたこの本、人間はおろか国家にも<死>や<来世>があるーーそんな「死」の行く先を見つめる強靭な視点に貫かれ、生温い日常に浸るわれわれに冷水のような言葉を突き付けてくる。全体がですます調で読みやすく、しかも、いま世界で一番重要な問題はイスラム原理主義と語るボ-ドリヤ-ルを評して、"フランス社会が神経麻痺で脚力を病んでいる証拠で、僕の身体みたいなものだ"などといったスパッとした物言いも健在な隆明先生、まだまだイケてます。(守屋淳)
『ことし読む本いち押しガイド1999』 Copyright(c) メタローグ. All rights reserved.

内容(「BOOK」データベースより)

人間の死は「死ねば死にきり」でよいという著者が、個人の死から、国家、教育、家族、文学の死までを根源的に考察した魂の一書。

■目次

死について(「死」をどうとらえるか;「死」を定義できるか)
国家について
教育について
家族について
文学について
わが回想(「死」から「生」へ;「60年安保」から「現在」まで)
最後に

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:永橋 徳馬
UP:20101202 REV: 20210807
吉本 隆明  ◇老い  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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