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『自閉症という体験――失われた感覚を持つ人びと』

Williams, Donna 1998 Autism and Sensing: The Unlost Instinct, Jessica Kingsley Publishers
=20090330 川手 鷹彦 訳,誠信書房,256p.

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last update: 20171027

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Williams, Donna 1998 Autism and Sensing: The Unlost Instinct, Jessica Kingsley Publishers=20090330 川手 鷹彦 訳,『自閉症という体験――失われた感覚を持つ人びと』,誠信書房,256p. ISBN-10: 4414304180 ISBN-13: 978-4414304183 2415 [amazon][kinokuniya] ※ a07.
20090401

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内容紹介
本書は自伝ではない。著者自身である自閉症者の内的世界を独特の文章で描写している。発達障害のなかでも理解されにくい自閉症者の感覚について「自閉症」の体験という言葉で語っている。「自閉症」というレッテルを貼って自分たちと差異化し、理解できない存在として片づけようとする私たちに彼らの豊かで驚くべき世界を広げてくれる。ドナによって私たちは未知の世界の扉を開くことができる。

内容(「BOOK」データベースより)
本書では、人が生きるにあたって使う二つのシステム、“感覚システム”と“解釈システム”について語られる。人は成長過程において“解釈システム”を重要視して“感覚システム”を根絶やしにしてきた。自閉症の人びとは“感覚システム”を失っていない人びとである。彼らの在り方こそが社会を荒廃から救い、再生へと向かわせる道標になるだろう。“感覚”と“解釈”の両システムを調和させ、よく使い分けられることが社会生活の真の豊かさにつながり、その実現に最も重要な役割を果たすのが、藝術行為であることが説かれる。

■目次

起源
私は誰?
「社会性」の本質
何もないものみな
感覚の成り立ち(メカニクス)
共振について
答える機会を自らに与えること
「賢さ」を得ること
「亡霊を見ること」
戦争か成長か
戯れ言と理念
進歩なのか
文化交流を超えて
多様性
心霊能力者?
なぜ誰も話さないのか
想像

■言及

◆立岩 真也 2008- 「身体の現代」,『みすず』2008-7(562)より連載 資料,

◆立岩 真也 20140825 『自閉症連続体の時代』,みすず書房,352p. ISBN-10: 4622078457 ISBN-13: 978-4622078456 3700+ [amazon][kinokuniya] ※


UP:20090509 REV:20140825, 20171027
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