『アルツハイマー――その生涯とアルツハイマー病発見の軌跡』
Maurer, Konrad; Maurer, Ulrike 1998 Alzheimer.Das Leben eines Arztes und die Karriere einer Krankheit, Piper, 319p.
=20041015 新井公人 監訳,喜多内・オルブリッヒゆみ/羽田・クノーブラオホ真澄 訳,保健同人社,342p.
■Maurer, Konrad; Maurer, Ulrike 1998 Alzheimer.Das Leben eines Arztes und die Karriere einer Krankheit,Piper, 319p. =20041015 新井公人 監訳,喜多内・オルブリッヒゆみ/羽田・クノーブラオホ真澄 訳 『アルツハイマー――その生涯とアルツハイマー病発見の軌跡』,保健同人社,342p ISBN-10:4832702955 ISBN-13:978-4832702950 \3150 [amazon] /[kinokuniya] ※
■内容
アルツハイマー病の発見者である精神科医、アロイス・アルツハイマーの詳細な伝記。1864年に生まれたアルツハイマーの生い立ち、学生時代から1915年の死去までを描く。帝国時代から第1次世界大戦にかけてのドイツ社会を、医師の生涯を通じて垣間見ることもできる。
アルツハイマーは、注意深く患者を診察する臨床医であり、同時に病理学的観察にも優れていた。1906年の学会で、彼はアルツハイマー病を、詳細な病理的観察と共に報告した。しかし会場の議論はフロイトの精神分析に関するものに集中しており、発表はほとんど注目を集めなかったという。この発表をまとめた論文の引用が増えたのは70年後だった。
アルツハイマー病の治療法をめぐる競争はいよいよ激化している。だが本書で、疾患と研究の歴史を振り返るのも有益かもしれない。
(日経バイオビジネス 2005/02/01 ©2001 日経BP企画)
(「BOOK」データベースより)
「アルツハイマー病」は今や世界的に有名である。この病気を発見し、研究し、そして病名にもなった医師とは一体どんな男だったのか。本書はアロイス・アルツハイマーについて書かれた世界で最初の伝記であり、同時に世界で数千万人の人が苦しんでいるアルツハイマー病について語られている。
■目次
アウグステ・Dの記録
アロイス・アルツハイマーの先祖と幼少年時代
医学部学生時代
ヴュルツブルクからフランクフルトへ
ハイデルベルクを経てミュンヘンへ
ブレスラウ
アルツハイマー病の経歴
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治