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『労働経済学』

中馬 宏之・樋口 美雄 19971016 岩波書店,現代経済学入門,238p. ISBN: 4000045784 2940


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■中馬 宏之・樋口 美雄 19971016 『労働経済学』,岩波書店,現代経済学入門,238p. ISBN: 4000045784 2940 [boople][amazon] ※

 経済の国際化,規制緩和,情報通信技術の発展により変貌する日本の産業構造の中で,労働とそれをとりまく環境はどう変わるか? 統計資料や聞き取り調査の結果を用い,経済学のロジックを使いながら,高齢化と出生率の低下,若年就業者数の減少,女性の職場進出,長期雇用慣行や年功的賃金支払い方式等の現状と将来を説明する.


第1章 環境変化と労働市場
 (プロダクト・イノベーションによって)「社会全体で雇用が増えるかどうかは、新製品の登場による雇用増加の直接効果と、これによって失われる雇用削減の間接効果の相対的大きさによって決まってくる。」(中馬・樋口[1997:34])
 「プロセス・イノベーションが雇用に与える影響は、それと同時に仕事に対する需要量がどのように変化するかに依存する。生産量が一定なら、必要となる労働者は減る。ただしこれによって節約される費用が製品価格の低下をもたらし、製品需要を拡大するなら、1単位の生産物を作るのに必要となる労働者数の削減以上に生産量の増加が期待されることもある。あるいは生産性の向上によって労働者の給与が引き上げられ、これが製品需要を喚起することになれば、雇用者は増加する。どのような影響が現れるかは、費用削減にともなう製品価格や労働者、企業への所得分配面の影響、さらには生産している製品の価格弾力性、所得弾力性といった需要特性、そして仕事の内容など、社会全体の特性が相互に依存しながら決まってくるといえよう。」(中馬・樋口[1997:39])

第2章 経済変動と労働市場
 「大恐慌のときにはアメリカでもワーク・シェアリングによる雇用調整が行なわれていたのに、その後、レイ・オフ制度に頼る傾向が強まった背景には、失業保険制度の影響があるのではないかと指摘される。」(51)
 3失業
 (1)求職意欲喪失者

第4章 就職と採用
 男女間賃金格差発生の説明(137-139)
 ・人的資本投資意欲の違い+統計的差別
 「採用側にとっては、「どの女性の人的資本への投資意欲が強いか」を事前にはなかなか知りえない。そうすると、採用段階で、グループとしての女性の特性から推し量り、「同じような潜在能力を持っているなら、女性より男性を選択したい」とする傾向が強まる。つまり、統計的差別16)が発生してくる。」(中馬・樋口[1997:138]、注16)にあげられているのはPhelps[1987])
 ・仕事に対する好みの違い
 ・家事・育児への比較優位性の存在


UP:20050727 REV:1024 20070309
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