『パソコンボランティア』
JDプロジェクト 編 19970810 日本評論社,204p.
■JDプロジェクト 編 19970810 『パソコンボランティア』,日本評論社,204p. ISBN-10: 4535560463 ISBN-13: 978-4535560468 [amazon]/[kinokuniya] ※ b
■内容(「BOOK」データベースより)
障害者のネットワークへの参加は、情報の獲得、就労などの社会参加への強力なパワーになる。しかし、パソコンの設定が、接続ができない。障害でキーボードやマウスが使えない。パソコンボランティアはそんな障害者の家を訪れ、接続や環境設定の手助けをする。「パソボラ」から見えてくる、ネットワーク時代のボランティア、政策、コミュニケーション、モノづくりの可能性を「切実な」ところから考える。「パソボラ」を始めたい人のためのガイドも充実。
■目次
第1章 ネットワーク利用が開く障害者の夢―4つの物語から
第2章 広がるパソコンボランティア
第3章 パソコンボランティアの挑戦
第4章 ぱそボラをやろう!
終章 パソコンボランティアが指し示すもの
長瀬です。本の紹介です。
今年の2月に開かれた日本障害者協議会主催の
「パソコンボランティア・カンファランス97
パソコンボランティアと障害者電子ネットワークの挑戦」
の報告集が8月10日前後に本屋さんにお目見えする予定です。
この会には私も関係しました。
パソコンボランティアとは、接続等で苦労している障害ユーザーに
技術的支援を行うことです。技術ボランティアとも呼ばれています。
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編 者 JDプロジェクト
書 名 パソコンボランティア
出版元 日本評論社
B5版並製 208ページ
定 価 1700円+税
発行日 1997年8月10日
目 次
障害者と情報とネットワークの親密な関係 金子郁容(慶応大学)2
第1章 ネットワークが開く障害者の夢−−−4つの物語から
重度障害者のメディアとボランティアへの取り組み 金子 寿(FLC)9
全盲のコンピュータエンジニア林さんの青春 佐々木夏実(筑波大学附属盲学校)17
「夢の扉」で結ばれた筋ジスのなかまたち
矢澤健司(日本筋ジストロフィー協会)37
在宅で「働きたい」と願う 堀込真理子(トーコロ情報処理センター)54
第2章 広がるパソコンボランティア
出会いの嬉しさ できる喜び
薗部英夫(全国障害者問題研究会・日本障害者協議会)65
地域でのサポートシステムのための政策提言
伊藤英一(神奈川県総合リハビリテーションセンター)81
解説 障害者とアクセス権をめぐる国際動向
長瀬 修(障害・コミュニケーション研究所)93
福祉工作クラブ「パソボラネットワーク」の出来事
ぱそボラって、何なんだろうね。オツペルさんの体験から
蘆田逸子・関根千佳・飯塚慎司 101
第3章 パソコンボランティアの挑戦
シンポジウム「パソコンボランティアの挑戦」
畠山卓朗(横浜市総合リハビリテーションセンター)
青木与志夫(NIFY-Serve技術ボランティア)
関根千佳(People福祉工作クラブ)
コメンテーター 清原慶子(ルーテル学院大学)
コーディネーター 薗部英夫(日本障害者協議会)115
ユニバーサルデザインとシニアネットのこころみ
大島真理子(老テク研究会)145
第4章 ぱそボラをやろう!
実録!パソコンボランティア 梅垣まさひろ(JDプロジェクト)155
パソボラをはじめる人のためのQ&A 165
終章 パソコンボランティアが指し示すもの
「パソコンボランティア」が提起する、
共に生きる人間のための情報環境作り
清原慶子(ルーテル学院大学)187
編集をおえて 薗部英夫(JDプロジェクト)201
扉カット・本文イラスト 篠原克周
扉裏カット・Q&Aイラスト 松村佳恵