『「家」で看とる看とられる 訪問看護婦が見つめた「お年寄りの在宅ケア」』
岡本 祐三監修・松山和江著 19970525 保険同人社,230p.
■岡本 祐三監修・松山和江著 19970525 『「家」で看とる看とられる 訪問看護婦が見つめた「お年寄りの在宅ケア」』,保険同人社,230p. ISBN-10:4832702068 ISBN-13:9784832702066 \1500 [amazon]/[kinokuniya] ※d01, c09, ms
■内容
「介護保険」のモデルにもなった高齢者の医療・福祉ネットワーク「松原方式」。その中心的存在の一つであった病院の訪問看護婦が10年間にわたって見続けてきた在宅死と家族介護を綴った感動の記録。家で死にたい、家で死なせたい、と考えている人また、訪問看護に関わっていこうとする人に必読の書。
■目次
医療と福祉の連携を要として
まえがき
訪問看護のおいたち―まえがきによせて
第1章 家族介護の力―条件がととのえば、ここまでできる
長い意識不明のあとに奇跡的な回復
奥さん一人で支えた十九年
家族に囲まれた大往生
夫の献身的介護で余命も美しく
むずかしいケアも自然体でやりとげる
第2章 がんのターミナル―痛みのコントロールも在宅で
主治医の往診が何よりの薬
肺がんの痛みと向き合う
最期まで思うままに生きる
一日でも長く子どものそばに
第3章 在宅死は理想か―家族に亀裂が走るとき
働き続けた世代の老後
ホーム入所でやさしくなった奥さん
悪態にも耐え介護を続けたお嫁さん
第4章 これからの在宅ケア―家族を支えるネットワーク
訪問リハビリで寝たきりから脱出
車椅子に乗って九十四歳の花見
家族の代わりをネットワークで
長患いの妻と二人三脚の人生
チームワークで治した大褥創
第5章 訪問看護婦の仕事―日常生活のお手伝いから看とりまで
ニーズに追いつかない広がり
看とりの場で
家族の事情に合わせて
ヘルパーさんは心強い味方
在宅ケアのネットワーク
訪問看護と福祉サービスの窓口
家庭で使いやすい介護用品
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:本岡 大和