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『オランダの安楽死政策――カナダとの比較』

宮野 彬 19970520 成文堂,268p. ASIN: 4792314399 5250


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宮野 彬 19970520 『オランダの安楽死政策――カナダとの比較』,成文堂,268p. ASIN: 4792314399 5250 [boople][amazon] ※,

内容(「MARC」データベースより)
92年のカナダ・マニトバ大学における国際的な安楽死会議の内容を全て収録。「オランダの安楽死政策は、カナダのモデルになるか」というテーマのもとに開催された会議の模様を詳細に伝える。

目次
まえがき
1 一九九二年のカナダのマニトバ大学での安楽死会議
2 安楽死:法の改正と社会政策
3 オランダの安楽死:法律上の問題
4 オランダの安楽死:医学上の問題
5 カナダのアルバータ州の医師の安楽死の見通し
6 安楽死とその要求者についての概観
7 患者の安楽死の要求についての精神医学からみた展望
8 安楽死と知的能力
9 安楽死政策:無能力状態の要求者についての概観
10 苦しみを理解すること:安楽死政策に先行する事情
11 すぐれた緩和ケアで安楽死ではない
12 苦痛。苦しみ。エイズ。
13 医師と死にかけている患者
14 安楽死の予防策:法律上の側面と社会・政治上の側面
15 オランダとカナダの安楽死の裁判例
16 オランダの安楽死政策とその文化の背景
17 カナダの安楽死政策
18 安楽死と自殺幇助の問題についてのコメント

1 一九九二年のカナダのマニトバ大学での安楽死会議

 「刑法は自殺の幇助を禁じているが、このロドリゲス事件において、カナダの最高裁判所は、賛成5対反対4の評決の末に刑法上の禁止を合憲と判断したのである。[…]彼女は難病の筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis)で苦しんでいた。この病気は、日本の専門家の間では、「アミトロ」<0002<と呼ばれている。「ALS」と略称され、このほか、「ルー・ゲーリック病」という通称もある。これは、アメリカの野球の名選手であったルー・ゲーリックがこの病気にかかったことにちなんで名付けられたものである。[…]  裁判所は、法律に味方したわけである。しかし、その見解の狭さのために、一般の人々の間での安楽死についての議論は、これで終わらないであろう、とみられていた。人々が、スー・ロドリゲス事件の提起した問題について、今後、意見交換をする際に、この会議での成果がおおいに貢献することが望まれたわけである。限りなく一段と複雑になってゆく医療技術の時代に、すべての人々を、死ぬべき運命に直面させるようにした、非常に勇気ある婦人がスーであった、ということになる。」(宮野[1997:2-3])


 →スー・ロドリゲス(Sue Rodriguez)事件

9 安楽死政策:無能力状態の要求者についての概観

 →スー・ロドリゲス(Sue Rodriguez)事件


UP:20060723
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