『〈社会〉を読み解く技法――質的調査法への招待』
北澤 毅・古賀 正義 編 19970420 福村出版,212p.
last update: 20100713
■北澤 毅・古賀 正義 編 19970420 『〈社会〉を読み解く技法――質的調査法への招待』,福村出版,212p. ISBN-10: 457141031X ISBN-13: 978-4571410314 \2730 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
■目次
まえがき 北澤 毅・古賀 正義 3
I部 質的調査の方法と事例研究
1章 質的調査法とは何か 古賀 正義 14
1節 はじめに――「調査」の営み 14
2節 質的調査法と量的調査法 15
3節 経験的科学と解釈主義 17
4節 研究目的・理論と具体的技法 20
2章 質的調査の技法 片桐 隆嗣 23
1節 はじめに 23
2節 インタビュー調査 24
3節 参与観察法 28
4節 映像データ分析 33
5節 ドキュメント分析 38
3章 インタビュー調査とリアリティ構成――日本人留学生の社会構築 森 俊太 45
1節 はじめに 45
2節 インタビュー調査 45
3節 日本人留学生の社会構築――調査の実際 48
4節 インタビュー調査の実施 62
5節 おわりに――インタビューと道徳的言説としての社会構築 69
4章 参与観察法と多声法的エスノグラフィー――学校調査の経験から 古賀 正義 72
1節 はじめに 72
2節 エスノグラフィーのリアリズム幻想 75
3節 新たなエスノグラフィーの可能性 81
4節 スクール・エスノグラフィーの事例から 89
5章 ドキュメント分析と構築主義研究――「いじめ」問題に関するドキュメントデータを素材として 北澤 毅 94
1節 はじめに 94
2節 研究方法としての構築主義 97
3節 「いじめ問題」言説の特徴 101
4節 社会的相互行為の特徴 105
5節 「理論」と「実践」――社会学者の「位置」について 113
6章 映像テクストと物語的アプローチ 瀬戸 知也 116
「はじめに」に代えて 116
1節 「物語論」と「物語」論 116
2節 「物語的アプローチ」を考える 119
3節 「ガスパー・ハウザー問題」を考える 124
4節 物語という暴力あるいはパロディ? 131
7章 音声データ分析と会話分析 阿部 耕也 139
1節 はじめに 139
2節 研究事例から 140
3節 「会話から」から「会話へ」へ 149
II部 質的調査の可能性
8章 社会的構成物としての調査――「よそ者」論の視点から 清矢 良崇 160
1節 はじめに 160
2節 問題設定 160
3節 「よそ者」としての調査者 162
4節 「訪問客」としての調査者 168
5節 社会的構成物としての調査 172
9章 研究理論と調査法――「質対量」論争を越えて(座談会) 苅谷 剛彦・北澤 毅・古賀 正義・陣内 靖彦・清矢 良崇・山村 賢明 177
10章 質的調査の可能性を求めて――秩序への意志 北澤 毅 193
1節 はじめに 193
2節 社会観の対立――デュルケムとガーフィンケル 193
3節 行為者の視点に立つとは――「意味の解釈」か「方法の記述」か 196
4節 社会学的観察のススメ 199
文献リスト 202
人名索引 208
事項索引 210
■引用
■書評・紹介
井出 裕久 1998 「北澤毅・古賀正義編著『“社会”を読み解く技法――質的調査法への招待』――質的調査法と量的調査法との対立的理解を超えて 」『現代社会理論研究』8: 230-3.
岩永 雅也 19981020 「北澤毅・古賀正義〔編著〕,『〈社会〉を読み解く技法 : 質的調査法への招待』,A5判,214頁,2,600円 (税別),福村出版」『教育社会学研究』63: 229-32.(CiNiiで全文閲覧可.PDFファイル)
■言及
*作成:藤原 信行