『感情の社会学――エモーション・コンシャスな時代』
岡原 正幸・安川 一・山田 昌弘・石川 准 19970320 世界思想社,236p.
■岡原 正幸・安川 一・山田 昌弘・石川 准 19970320 『感情の社会学――エモーション・コンシャスな時代』,世界思想社,236p. ISBN-10: 4790706389 ISBN-13: 978-4790706380 \1987 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
今日、人々がごく自然なものととらえ、差し迫った関心を注ぎ続ける感情経験――その社会性を明らかにし、新たな思考の枠組みを提唱する。
■目次
はじめに
第1章 感情社会学の成立と展開
はじめに
1 感情と社会学
2 感情と生理学、心理学
3 感情社会学の諸方向と概念装置
4 新しい社会理論としての感情社会学――可能性と課題
第2章 感情社会学の課題
1 近代社会の影(シャドウ)としての感情
2 感情の現象論
3 感情と呼ばれるもの――呼ばれないもの
第3章 感情による社会的コントロール――感情という権力
1 近代社会の中での感情の機能
2 感情と「自己」経験
3 「感じていること」と「感じなければいけないこと」
4 感情の存在証明
5 「愛情」の名によるコントロール
6 まとめ
第4章 感情自然主義の加速と変質――現代社会と感情
はじめに
1 エモーション・コンシャスな時代
2 感情自然主義という文化
3 心の商品化
4 感情・知・自己
5 感情自然主義の変質
第5章 “感情する”秩序――当惑と相互行為秩序
1 当惑――相互行為世界の出来事
2 当惑と相互行為世界
3 相互行為装置としての当惑
4 当惑の秩序
5 “感情する”秩序
第6章 感情表現と誤解の構造――感情の比較社会学に向けて
1 誤解の構造
2 感情と文化比較
3 感情規則の内部構造
参考文献
索引
執筆者紹介
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治