『「老い」とアメリカ文化――ことばに潜む固定概念（ステレオタイプ）を読み解く』
O'Reily, Evelyn M. 1997 Decoding the Cultural Stereotypes about Aging: New Perspectives on Aging Talk and Aging Issues, Garland Pub.
＝20040420 田中典子・鶴田庸子・鈴木恵子・仁木淳 共訳，リーベル出版，182p.
■O'Reily, Evelyn M. 1997 Decoding the Cultural Stereotypes about Aging: New Perspectives on Aging Talk and Aging Issues, Garland Pub, 125p. ＝20040420 田中典子・鶴田庸子・鈴木恵子・仁木淳 共訳，『「老い」とアメリカ文化‐ことばに潜む固定概念（ステレオタイプ）を読み解く』，リーベル出版，182p. ISBN-10: 4897986389 ISBN-13: 9784897986388 \2300 [amazon]／[kinokuniya] ※
■内容
内容（「MARC」データベースより）
アメリカ社会において「老い」についてどんなことが語られているかを探った書。メディアの検討、老いを迎えた人々の観察・面接などを通して、様々な誤解やステレオタイプを負わされて生きている高齢者について考える。
著者略歴（「BOOK著者紹介情報」より）
- 田中 典子
- 明海大学外国語学部英米語学科・応用言語学研究科教授。ランカスター大学言語学部 (Department of Linguistics and MEL,The University of Lancaster) 博士課程修了 (Ph.D.)
- 鶴田 庸子
- 一橋大学留学生センター助教授。ルートン大学人文学部言語学科 (Department of Linguistics,Faculty of Humanities,The University of Luton) 博士課程修了 (Ph.D.)
- 鈴木 恵子
- 静岡英和学院大学人間社会学部人間社会学科教授。テンプル大学教育学部 (Graduate College of Education,Temple University) 修士課程修了 (M.Ed.)
- 仁木 淳
- 横浜市福祉サービス協会相談指導員を経て現在、茅ヶ崎リハビリテーション専門学校・社会福祉学科教務主任。いわき明星大学人文学部社会学専攻修士課程修了 (M.A.)
■目次
献辞
訳者あとがき
序
原著者序文
原著者謝辞
第1章 はじめに
第2章 先行研究と理論的枠組み
「老い」に関する理論
サブカルチャー（下位文化）理論
文化の重要性
コミュニケーション
退職の社会的パターン
第3章 方法論
第4章 メディアなどに見られる老い
第5章 老いをめぐることば
友人同士のホームパーティー
参加者のプロフィール
話し合い
葛藤と主要テーマ
第6章 83歳の女性との対話
背景
ドイル夫人との対話
別れのあいさつ
対話に見出されたテーマ
第7章 92歳の女性との対話
ハヴァーティ夫人の「島」を巡る
ハヴァーティ夫人との対話
対話に見出されたテーマ
第8章 共同住宅での老い
入り口で
社会組織をみる
生活領域の境を越える
対話
テーマの考察
第9章 老人ホーム入所のジレンマ
背景
ジョディへの面接
暗い見通し
入所決定
生活領域を閉ざす
テーマの解明
第10章 老いのパターン
第11章 エピローグ――再び「老い」をめぐって
用語集
参考文献
■引用
■書評・紹介
■言及
＊作成：樋口 也寸志