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『聴覚障害教育情報ガイド』

吉岡 博英・四日市 章・立入 哉編 19960801 コレール社, 234p.


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■吉岡 博英・四日市 章・立入 哉編 19960801 『聴覚障害教育情報ガイド』, コレール社, 234p.  ISBN-10: 4876371792 ISBN-13: 978-4876371792 [amazon]

■目次
T. 解説編
1 聴覚障害教育と教員
  (1)  聴覚障害教育の現状と課題
  (2)  聴覚障害教育に携わる教員の資格と養成
2 聴覚障害教育に関する専門性の内容とその体系
  (1)  聴覚障害児教育の目的と本質
  (2)  早期発見・早期教育
  (3)  聴覚の生理・病理
  (4)  音声の科学
  (5)  聴覚の補償
  (6)  発音発声指導
  (7)  言語指導
  (8)  聴覚障害児の心理
  (9)  手話の利用
  (10) トータルコミュニケーションとバイリンガル教育
  (11) 教科教育と養護・訓練
  (12) 重複障害児の教育
  (13) 難聴学級での指導
  (14) 聴覚障害者と高等教育
  (15) 聴覚障害者の福祉と保健

U. 情報編
情報1 聴覚障害に関する知識・技能学習のための情報源一覧
  (1)  文献
  (2)  研究・研修関連機関
  (3)  研修の体験
情報2 聴覚障害者用機器
情報3 聴覚障害に関する教育関係法規
情報4 「聴覚障害教育に携わる教員に必要な知識」のテスト

■紹介・引用
 聴覚障害児教育に携わろうとして、どこから勉強を始めてよいのかと悩んでいる人、あるいはすでに教育現場にあって、日々遭遇する様々な疑問について、 どこでどのように調べたら良いかと困っている人、いっそのこと体系的に勉強し直そうと研修の場を探している人、真剣に本格的な研究活動の可能性を考えている人、 そんな読者のための水先案内人に徹したのが、本書『聴覚障害教育情報ガイド』である。
 『解説編』の「聴覚障害教育と教員」で聾学校や難聴学級の概略が述べられている。次いで、本書の大きな特長である「専門性の内容とその体系」では、 「聴覚障害児教育の目的と本質」に始まって、教室内での具体的な指導方法から、周辺学問領域の最先端の紹介まで、この分野の15の項目に分けて、 それぞれの専門家、研究者に分担執筆していただいた。読者が今もっとも気になっている項目からとりあえず読まれても、あるいは一気に頁を繰っても、 聴覚障害教育の全体像が鳥瞰図のように見渡せるはずである。そのために著者には、図表を割愛し、見開きの読み本として最小限の分量でお願いした。
 関連事項を調べようとするなら、『情報編』にある文献リスト(和書と邦訳に限ってある)を糸口にすれば、さらに知識は深まろう。研修の場の実情を知るためには、 体験記をひも解けば、本音や裏話も分かる、という按配である。役所への問い合わせや関連機器の情報検索も、それぞれの連絡先が一覧表となっていて、即座に可能なはずである。
 本書の使い方は、読者次第である。座右に置かれ、頁をめくっていただき、少しでも役に立つことがあれば、望外の幸せである。

■書評・言及
◆「聴覚障害教育情報ガイド(図書紹介)」, 『聴覚障害』, 1996年10月号.



*作成:坂本 徳仁
UP:20080723
BOOK  ◇聴覚障害/(ろう)聾  ◇福祉・医療の仕事
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