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『福祉のまちづくりデザイン――阪神大震災からの検証』

田中 直人 19960830 学芸出版社,207p.


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■田中 直人 19960830 『福祉のまちづくりデザイン――阪神大震災からの検証』,学芸出版社,207p. ISBN-10: 4761521554 ISBN-13: 978-4761521554 \2520 [amazon][kinokuniya]

■内容

バリアフリー社会の都市・建築デザイン―震災を体験した障害者やボランティアの証言を踏まえ地域社会、各分野の専門家が価値観を共有し協力するためのプログラムづくりへ向けて提言する。

■目次 ■引用

「震災により歩道の舗装は大きな被害を受けたが、バリアフリーのための点字ブロックの破断は逆に歩行上の大きなバリアを生み出した。緊急対応に追われる状況の中で、破損した歩道の点字ブロックは長く放置されていた。仮設的対応であっても、すべての人が通行できる対応措置が必要ではなかったかと思われる。」42

(聴覚障害者について)「避難所等における緊急物資の分配に際しても、放送だけでは当該者にとっては何のことか判断できず、他の人の行動の様子から推測せざるを得ない。せっかく人の後ろに列を作ってもらいに行っても手遅れという場合があったと聞く。もしまわりの人がこの人がこのような障害を持つ人であるとわかっていればどうか。そのことを本人に伝えることができたかもしれないし、かわりにもらいに行ったかもしれない。」46

■書評・紹介

■言及



*作成:三野 宏治
UP:20091007 REV:20110323(引用追加:近藤 宏
バリアフリー/ユニバーサルデザイン/アクセス/まちづくり  ◇身体×世界:関連書籍 1990'  ◇BOOK
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