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『アポトーシスとは何か 死から始まる生の科学』

田沼 靖一 19960620 講談社,239p.


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■田沼 靖一 19960620 『アポトーシスとは何か 死から始まる生の科学』,講談社,239p. ISBN-10: 4061493086 ISBN-13: 978-4061493087 \714 [amazon][kinokuniya] ※ c19

■内容
(出版社/著者からの内容紹介)
“細胞の自殺”アポトーシスの発見が、がん、AIDS治療の道を拓き、老化・寿命の謎を解く。新たな生命観への招待の書。

「死」から「生」へ――アポトーシスが、これほど研究者たちに注目されているのはなぜだろうか。それは、単に、アポトーシスが生命の維持に欠かすことのできない細胞の基本的機能であり、多彩な生命現象に密接に関与しているから、というだけではない。アポトーシスが、これまでのものの見方を180度変えてしまったからである。つまり、生きているものを「生」からの視点でしか見ていなかったところに、まったく逆の「死」から見る、という発想の転換をもたらし、それによってかえって「生きている」ことの現象が、よりはっきりとらえられるようになったからである。――本書より

(「BOOK」データベースより)
“細胞の自殺”アポトーシスの発見が、がん、AIDS治療の道を拓き、老化・寿命の謎を解く。新たな生命観への招待の書。

■目次
はじめに

T アポトーシスとは何か
  細胞の死/ヒトの体は細胞社会である/細胞は自殺する/アポトーシスとネクローシス/アポトーシスはどのように発見されたか/アポトーシスの定義とは

U アポトーシスはいつ起こるか‐イモムシからAIDSまで
  1―生物固有の形づくり
    プログラム細胞死/カエルの尻尾/イモムシの変身/ハエの眼/ニワトリの指/神経系のネットワーク/生殖器が形成されるまで
  2―日常の生命現象の中で
    血液細胞の交替/皮膚細胞/消化管上皮細胞/肝臓と賢臓/免疫系にみられるアポトーシス/T細胞とB細胞/体液性免疫と細胞性免疫/内分泌系とアポトーシス/神経系における細胞死
  3―侵略者から体を守る
    放射線と熱/抗がん剤への応用/ウイルスとの攻防/アポトーシスからみた生命現象

V アポトーシスは何のために
  1―生体制御としてのアポトーシス
    細胞を余分につくるということ/形づくりの戦略
  2―生体防御としてのアポトーシス
    事故車に乗るか新車を買うか/受精卵とアポトーシス
  3―遺伝子の存続とアポトーシス/アポビオーシス
    種の保存/「アポビオーシス」という「もう一つの死」/利己的遺伝子と利他的遺伝子

W アポトーシスのメカニズム
  アポトーシスの起こるメカニズム/細胞自身が決定する/誘導機構――死への第一歩/決定機構――はん関連遺伝子との関わり/遺伝子が描くシナリオ/実行機構――共通のプロセスをたどる/消える細胞/アポトーシスははいつはじまったのか/哺乳類と比較するっと

X アポトーシスと病気
  1―がんとアポトーシス
    アポトーシスからがんを考える/がんの多段階説/「アポトーシスを巧妙に回避する仕組み」/がん関連遺伝子の異常/制がん剤が変わる/放射線療法と温熱療法
  2―免疫とアポトーシス
    自己と非自己/ネガティブ選択トポジティブ選択/自己免疫疾患/免疫寛容/なぜ自己免疫疾患は起こるのか/AIDSはどこまでわかったか/AIDS治療薬開発のカギ/キラー細胞による病気/アデノシンデアミナーゼ(ADA)欠損症/遺伝子治療
  3―神経変性疾患
    アルツハイマー病をとらえなおす/神経細胞死からアポビオーシスを考える

Y 細胞死の起源
  細胞を分類する/アポトーシスとアポビオーシス/分裂性細胞から非分裂性細胞へ/減数分裂/有性生殖の意味/死の必然性/性があるところに死がある/死の系統発生/死の機構の獲得

Z 細胞死と老化・寿命
  老化と寿命/「老化はどうして起こるのか」/三大細胞外情報伝達系/「個体の寿命とは何か」/細胞の老化/細胞の寿命/ヘイフリックの実験/分裂寿命とアポビオーシス/分化寿命とアポビオーシス/細胞死と個体の寿命/分裂寿命を決めるもの/テロメアとは回数券のようなもの/分化寿命を決めるもの

[ 死から生をとらえなおす
  「死のある意味」/個体の死/性と死が進化を可能にした/人間の死/戦略としての細胞死/遺伝子の死/死の階層性/「必然と自由」

参考文献
おわりに

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:岡田 清鷹 
UP:20080924
ヒト細胞・組織/ES細胞/クローン…  ◇身体×世界:関連書籍 1990'  ◇BOOK
 
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