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『学校文化という磁場』

堀尾輝久・久冨善之・奥平康照・田中孝彦・佐貫浩 19960210 柏書房,246p. 3262



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■堀尾輝久・久冨善之・奥平康照・田中孝彦・佐貫浩 19960210 『学校文化という磁場』,柏書房,246p. ISBN:4760112197 3262 [amazon][boople]

目次

1章 学校文化の構造と特質―「文化的な場」としての学校を考える◎久冨善之 7
1 学校の「あたり前」と「正体不明」 8
2 子どもにとって「文化的な場」としての学校 10
3 学校文化の構成要素とそれらの関係 15
4 子どもにとっての学校文化の多重性―不登校体験調査の検討を通して 21
5 学校文化の課題性の分裂と両極化問題 27
@人間にとっての「文化の課題性」 27
A「教科・カリキュラムの課題性」 の今日的特徴―子どもにとっての一面化 29
B「苦役」化と「消費的快」追求とへの分裂・乖離 32
6 文化的な場としての学校を取り戻す道―学校文化の組みかえ 34

2章 “教師という役割”と教師・生徒関係―教師と子どもの人間関係を中心にして◎近藤邦夫 43
1 教師のコミュニケーション:「教師業訓練」 の考え方 46
@誰が問題を所有しているのか? 47
A「非受容を表す言葉」 49
B「あなたメッセージ」 50
C「勝負あり法」 52
(ここから目次2ページ)
D新しいコミュニケーション 54
2 教師が置かれる状況―教師と子どもの人間関係の視点から 56
@教師のコミュニケーションの特徴:まとめ 56
Aその背景―教師という役割 60

3章 生徒文化―日本におけるその様態と変容◎長谷川裕 73
1 「生徒文化」とは何か 74
2 これまでの「生徒文化」研究 77
3 日本の生徒文化―その主題と様相 83
@生徒文化の主題としてのランクづけ 84
A日本の学校の選抜システム 86
B主題を映す生徒文化の諸相 89
4 生徒文化におけるずれと揺らぎ 94
@ランクづけ・成績に囚われない生徒たち 94
A競争的選抜システムの空白? 99
B選抜システムの揺らぎ? 100
C若者のアンビヴァレンス 104
5 生徒文化をさらに深く捉えるために 107
(ここから目次3ページ)
4章 学校制度の中の教員文化―信頼のゆくえ◎山崎鎮親 117
はじめに 118
1 教員と教員文化 119
@教員文化とは 119
A教員文化の日常性・自明性 120
B「教えること」と制度 121
C支えとしての教員文化 123
2 システムとしての教員文化 124
@教員文化の期待構造とそのずらし 124
A生徒との関係 128
B「まじめさ」と「公正さ」 のハピトゥス 133
3 信頼問題と教員文化 137
@教員存在と信頼 137
A信頼問題の制度論的性格 139
B信頼問題の人間関係的側面 142
4 教員文化と信頼のゆくえ 146
(ここから目次4ページ)
5章 学校の儀式と儀礼―歴史のなかで浮き彫りになるもの◎米田俊彦 151
はじめに 152
1 「行の教育」における儀式・儀礼 154
2 「モデル校」の実践における儀式・儀礼 163
3 集団勤労作業運動から「修練」課程へ 170
おわりに 177

6章 学校文化と家族・地域―世代と階層の視点から◎小澤浩明 181
はじめに 182
1 村の様子と階級関係―調査の対象と方法 184
2 異なる〈文化―機能〉をもつ二つの学校 194
3 教育による再生産戦略の変容―その階層的・世代的な特徴 199
4 学校システムの変容の意味と地域秩序 206
まとめに代えて 211

7章 多文化共存時代の日本の学校文化◎恒吉僚子 215
1 「多文化共存時代」 216
2 日本の学校文化=多文化性の隠蔽 219
@「適切」「不適切」な持ち物・恰好の規制と見かけ上の単一文化化 222
A行動面での見かけ上の単一文化化 226
ここから目次5ページ
3 一斉共同体主義 231
4 日本の学校文化の行方 235
あとがき◎久冨善之 241


*作成:植村要*/青木慎太朗
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/uk01.htm
UP:20070705
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