『発達研究への志』
田中 昌人 19960122 発行:あいゆうぴい,発売:萌文社,200p.
■田中 昌人 19960122 『発達研究への志』,発行:あいゆうぴい,発売:萌文社,200p. ISBN-10: 4900801046 ISBN-13: 978-4900801042 2718+ [amazon]/[kinokuniya] ※
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内容(「MARC」データベースより)
著者の京都大学における最終講義、「可逆操作の高次化における階層-段階理論」の形成過程と今後の研究課題と、1953年度提出の卒業論文「新胎教の可能性と展開上の諸問題」を収録。
■引用
最終講義:1995年3月7日、京都大学
「公的機関と関係学界、またこの少し後には非常に暴力的な過激な運動がもちこまれることになりましたが、それらの在り方に疑問を持った私たちは、真の学問の自由を障害者問題研究の世界に打ち立てるために、教育研究集会からの呼びかけに応え、新たな段階における呼びかけ人にもなって、各地の労働組合やサークル活動を進めていた人たち、そして何よりも障害を持っている人自身の参加を得て、1968年には、自主的・民主的な研究団体として全国障害者問題研究会を組織しました。私はそこで最初の全国委員長に選ばれました。近江学園在職中で35歳、以来15年間、皆様に支えられてその役にありました。この間に、障害者の生活と権利を守る各地の運動とともにあって、すべての障害児の教育権を保障していく運動が大きく前進することになりました。議会内外の取り組みによって、1979年には学校教育法にもとづく義務制が実施されることになりました。」(田中[1996:13])