HOME > BOOK >

『テクノコードの誕生――コミュニケーション学序説』

Flusser, Vilém. Umbruch der menschelichen Beziehungen?, in: Kommunikologie, Flusser, Vilém. Schrifen, Bd.4, Bollmann Verlag, 1996
=19970315 村上 淳一訳, 『テクノコードの誕生――コミュニケーション学序説』, 東京大学出版局, 303p.


このHPを経由して[amazon]で購入していただけると感謝。

■Flusser, Vilém. Umbruch der menschelichen Beziehungen?, in: Kommunikologie, Flusser, Vilém. Schrifen, Bd.4, Bollmann Verlag, 1996
=19970315 村上 淳一訳, 『テクノコードの誕生――コミュニケーション学序説』, 東京大学出版局, 303p. \3780. ISBN-10: 4130100793 ISBN-13: 978-4130100793 [amazon] [kinokuniya] 

■目次
序 コミュニケーションとは何か?
T さまざまの構造
  1 いくつかのコミュニケーション構造
      劇場型言説
      ピラミッド型言説
      樹木型言説
      円形劇場型言説
      サークル型言説
      ネット型対話
  2 これらの構造の機能
      劇場とサークル
      ピラミッドと樹木
      円形劇場とネット
  3 三つの典型的な状況
      印刷本
      手書き本
      テクノ画像
U さまざまのコード
  1 コードとは何か?
  2 三つの典型的なコードの成立
      アルファベット前
      アルファベット
      アルファベット後
  3 これらのコードはどう機能するか?
      画像
      テクスト
      テクノ画像
      装置+オペレーター
  4 三つのコードの同期化
      画像‐テクスト
      画像‐テクノ画像
      テクスト‐テクノ画像
V テクノイマジネーションの世界へ
  1 テクノ画像とは何か?
  2 いくつかのテクノ画像の解読
      写真
      映画
      ビデオ
      テレビ
      映画館
  3 テクノイマジネーション
      視点
      時間体験
      空間体験
  4 現在の状況
訳者あとがき
索引

   
■引用
以下〔〕内はルビ。

それでも、人々は、プラトンの考えた囚人が真実を求めて振り返るのは違って、スクリーン上の神々の<源泉>[仕掛]を振り返って見ようとはしない。それには、全く異なる二つの理由がある。第一に、背後の<源泉>は本物の発信者ではなく連鎖状の放射の最後の環にすぎないということ、したがって映画館では、気に入らなければ途中で出てしまえるだけでプログラムに影響を及ぼすことなどできないということが、判っているのだ。そして、第二に、入口で行列し窓口で料金を払ったのは、<歴史>を見るのではなく編集されたフィルムの投影を見るという考えを、振り払うためだったのだ。人々は映画館に行って、錯覚〔イリュージョン〕を買う。それも、イリュージョンという言葉が通俗的な意味で使われる(たとえば<夢>を見る)のと違って、厳密な意味で錯覚を買うのだ。映画館に行くのは、テクノ画像を、伝統的な画像またはテクストであるかのように見るためなのだ。(p.266、「2 いくつかのテクノ画像の解読」)

作成者:篠木 涼
UP:20080831
身体×世界:関連書籍 1990' BOOK
TOP HOME(http://www.arsvi.com)