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『ベビーサイン――まだ話せない赤ちゃんと話す方法』
Acredolo, Linda P.; Goodwyn, Susan W. 1996
Baby Signs
,The Miller Agency.
= 20010303 たきざわ あき 訳,径書房,207p.
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last update:20170831
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■Acredolo, Linda P.; Goodwyn, Susan W. 1996
Baby Signs
,The Miller Agency.= 20010303 たきざわ あき 訳 『ベビーサイン――まだ話せない赤ちゃんと話す方法』,径書房,207p. ISBN-10: 4770501773 ISBN-13: 978-4770501776 1,300+
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■内容
(amazonより引用)
まだ言葉を話せない赤ちゃんと会話ができたら、どんなにいいだろう。そんなふうに感じたことはないだろうか。うまく意思の疎通ができず、子どもは泣きだし、親はもどかしい思いをする。そんな状況を打破してくれるのが、ベビーサインだ。聴覚障害者の手話のように、言葉を発する前の赤ちゃんと親がコミュニケーションをとれるという。たとえば、こんな話がある。1歳の女の子が、両手を合わせて開けたり閉じたりする。「本を読んでほしい」というサインだ。希望をわかってもらえずに、かんしゃくを起こすことなどない。
著者は共にカリフォルニア州立大学の心理学の教授である。米国立児童保健・発達研究所の助成を得て、赤ちゃんのいる140家族を対象に調査を行い、サインを使った子どもの方が、そうでない子どもに比べて、語彙が豊富、知能、論理的能力が高いという結果も得ている。
ベビーサインは決して難しいことではない。小さな子どもが「バイバイ」と手を振るのも、「いただきます」と手を合わせるのもサインだ。自分と子どもだけに通じるオリジナルなものを作ってもいいし、本書で紹介されたベビーサインを参考にすることもできる。教育というよりは、赤ちゃんとの暮らしを楽しむためのものと考えるといいだろう。
編訳者はろう教育の研究者で、彼女自身2人の子どもを育てながらベビーサインを実践した人である。日本の読者に引き寄せた編訳となっており、とても読みやすい。「一歳になったばかりの娘が、オッパイを飲みながら私の目を見つめ、軽く頬をたたくベビーサインで『おいしい』と言ってくれたときのことは、決して忘れられません」と、訳者はあとがきに書いている。そんな素晴らしい経験をしてみたい人は必読だ。(齋藤聡海)
■目次
1 赤ちゃんは伝えたいことがいっぱい
2 赤ちゃんの言葉の発達―言語はジグソーパズルのようなものです
3 さあ、ベビーサインをはじめましょう!
4 ビギナーサインからベビーサインへ
5 ベビーサインで自由自在にコミュニケーション
6 エピソード―ベビーサイン・ストーリー
7 ベビーサインから話し言葉へ
8 ベビーサインQ&A
9 ベビーサイン・リスト
10 日本語版おまけの章―ベビーサインをつかって日本語の手遊び歌と絵本を楽しもう
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
焦 岩
UP: 20170831
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