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『失業の社会学――フランスにおける失業との闘い』

Demaziere, Didier 19951223 La sociologie du chomage, La Decouverte, p.125
=20020210 都留 民子 訳,法律文化社,202p.


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■Demaziere, Didier 19951223 La sociologie du chomage, La Decouverte, p.125=20020210 都留 民子 訳 『失業の社会学――フランスにおける失業との闘い』,法律文化社,202p. ISBN-10: 4589025469 ISBN-13: 978-4589025463[amazon][kinokuniya] w01 u01

■内容(「BOOK」データベースより) フランスにおける失業の推移、雇用政策と社会保障制度、失業者の生活分析や調査等を通じて、失業とは何か、その対策のあり方を考える。
内容(「MARC」データベースより)
失業は権利だ!? フランスにおける失業の推移、雇用政策と社会保障制度、失業者の生活分析や調査等を通じて、失業とは何か、その対策のあり方を考える。日本の現状・将来の参考になる書。

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ドマジエール,ディディエ
1961年生まれ。リール1大学において社会学博士。ベルサイユ大学において社会学博士論文指導資格(旧国家博士)。国立科学センター(CNRS)研究者(労働社会学者)。現在、ベルサイユ大学・CNRS付属PRINTEMPS研究所副所長

都留 民子
1952年生まれ。明治学院大学大学院社会学研究科修士課程(社会福祉学専攻)修了。現在、県立広島女子大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
翻訳・刊行にあたって
序文
第1章 失業:議論のある概念
第2章 失業の算定と輪郭
第3章 失業からの退出
第4章 失業対策のパラドックス
第5章 失業のなかで生きる
結論
略語リスト・引用文献
日本語版への補論 今日の失業と社会学研究

■引用
「就労の切断は、それにとらわれている人々においてさえも、常にそれが失業として認識されたわけではない。労働者と雇い主の関係がきわめて個人的なものであり、近代的な労働契約という法的形態が存在しないときには(この時代の関係は、労働の出来高契約、下請け、家内労働、日雇い……)、労働の中断はあるが、生産の必要性とともに企業に再び雇われるという確信があり、それは「失業」ではなかった。」(p.8)

「「新しい貧困」という表現は、貧困と雇用危機との関係に注目させ、そして貧困の状況ではなく、貧困化というプロセスを指摘した。すなわち「新しい貧困」とは、個々人の意思からは独立した、経済的リスクの結果であるとされる。法や社会政策が八八年の参入最低限所得(RMI)の創設によって、この貧困の展開・変容を承認した。RMI(エレミー)制度は「労働不能の構造的要因の存在を認め」[Paugam, 1991]、労働能力者を対象外とする伝統的な扶助のロジックを打ち切ったからである。」(p.25)

■書評・紹介

■言及



*作成:橋口 昌治 
UP:20090128 REV20091217:
労働  ◇失業/フリーター/NEET  ◇身体×世界:関連書籍 2000-2004  ◇BOOK
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