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『死の臨床T 全人的がん医療』

日本死の臨床研究会編 19950831 人間と歴史社,306p.


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■日本死の臨床研究会編  19950831 『死の臨床T 全人的がん医療』,人間と歴史社,306p. ISBN-10:4890070885 ISBN-13:9784890070886 \3689 [amazon][kinokuniya] ※d01, c09

■内容
1978年から1994年までのシンポジウム、特別講演、一般演題のすべてを収録。日本におけるホスピス、ターミナルケアといった末期医療の経過、現状が一望でき、脳死、ガン告知、痛みのコントロールなどといった死に関する話題がいつ頃からどのように論議されてきたか、経過を追うことができる。医学、社会、思想、哲学、教育、宗教に至る幅広いテーマからのシンポジウム。豊富な症例提示と詳細な内容検討、独創的研究論文を完全掲載。

■目次
発刊にあたって
巻頭言
一般演題
  1.植物状態と脳死の問題点
  2.ある内科医の反省―死亡六十三症例の検討
  3.死の受容と家族の問題
  4.乳幼児重症水頭症の問題点
  5.死に脅える患者の看護―死を否定しながらの数か月
  6.患者と家族の死の受容の差
  7.肉親の死を体験して―ターミナル・ケアに期待すること
  8.秘密の解消と死の受容
  9.宗教的観点からみた死の臨床
  10.死の臨床の基礎と実際〔ほか〕
特別講演 宗教的観点からみた死の臨床
シンポジウム 死の臨床の基礎と実際
  1.臨床医の立場より
  2.看護婦の立場より
  3.宗教心理の立場より
  4.チームアプローチの立場より

一般演題
  1.ブロンプトン・ミクスチャーの使用経験から
  2.重症先天性奇形児の治療
  3.臨死患者の入院期間について
  4.突然死とその周辺
  5.それぞれ異なった受容状況を示した癌患者の三例の死の臨床
  6.知る権利と知らないでおく権利―癌宣告をめぐって
  7.悪性腫瘍患者に対するムンテラの重要性
  8.癌末期患者への衣料についての理念と実際―意志・看護婦へのアンケート調査から
  9.癌を告知されながら危機を脱した人の心理状態―癌の自然体縮症例のなかから
パネル 癌と死の臨床
  発題1 癌末期患者の看護について―白血病患者の看護経験から
  発題2 癌末期患者の医療上の諸問題―心身医学の立場から
  発題3 癌と死の臨床
  討論
特別講演 医学と看護は死にゆく患者と家族に何を与えることができるか―四十年の私の臨床経験を通して
報告 英国の癌末期患者の看護―学会報告とホスピスを見聞きして

一般演題
  1.子宮頸癌末期患者の看護―死の否定から安らかな死に至るまでの過程を考察する
  2.若年者子宮肉腫患者看護の一例
  3.老人訪問看護と死の臨床
  4.肝移植患者における死の恐怖と不安について
  5.死の臨床の個人性について
  6.死にゆく患者の家族の心理
  7.過去十年間の死に関する文献の動向―看護関係誌を探る
  8.病院における死の実態
  9.末期患者と家族のケア
  10.死にゆく患者と家族の関係
  11.イギリスのホスピス
特別講演 死にゆく患者の心理
シンポジウム 死にゆく患者と家族のケア
  1.医師の立場より
  2.看護の立場より
  3.臨床心理の立場より
  4.ケースワーカーの立場より
  討論
講演 末期がん患者のニー度とホスピスの役割

一般演題
  1.クリティカル・ケアとターミナル・ケア
  2.在宅ケアとミニ・ホスピス―三年間のターミナル・ケアの実践から
  3.福岡バリント・グループの死の臨床に対するとりくみ
  4.晩期癌患者は何を訴えるか―実際例を通して
  5.予後不良児を持つ母親へのアプローチについて
  6.一九七〇年代における疼痛のケアの動向
  7.ホスピスと無常院
  8.癌末期患者の家族に対するケアについて
  9.死の転帰をとった白血病患者へのそーシャツワーカーのアプローチ
  10.末期患者の宗教心
シンポジウム 痛みのコントロール
  1.麻酔科の立場から
  2.ブロンプトン・ミクスチャーの使用経験から
  3.精神科医の立場から
  4.看護の立場から
  5.特別発言
  討論

一般演題
  1.家族の気持ち
  2.末期患者の家族にかかわって考えたこと―患者の死後の家族の反応を考える

  3.病名を知ったがん患者の看護を求めて―日記にみた医療者への評価から看護の方向をさぐる
  4.終末期に自宅療養ができた白血病間はの二症例―遺族を訪問して考えたこと
  5.壮年肺癌患者看護の一例―末期患者を外泊後退院させ延命と精神安定効果を認めた例について
  6.入院時よりターミナルステージを自覚していた一症例
  7.生じがん患者への長期にわたるケースワーク
  8.試験開腹に終わった患者の自活への導き
  9.否認の段階の重要性について
  10.福岡バリント・グループの取り組み(第二報)―一年間の歩みのなかで生まれたもの
  11.バリント方式による末期ケアの実際―悪性リンパ腫のケアを通して
  12.がん患者の心身医学的考察―末期がん患者へのケア
  13.第三領域の問題と死の臨床―心身医学の立場から
  14.病院職員のターミナルケアに対する意識調査
  15.看護学生の死生観について―二、三学年のアンケート調査より
  16.都立駒込病院における末期患者の実態
  17.私は知りたい―アンケートによる疾病の意識調査
  18.国立病院療養所における末期医療への関心―調査報告
  19.CureとCareの狭間で
  20.末期患者に対する高カロリー輸液の適応と限界
  21.看護における死後の処置
  22.末期患者と死の恐怖を闘ってみて
  23.重症脳損傷患者の家族への対応
特別講演 医学の歴史における末期医療
シンポジウム 末期患者ケアの現場における諸問題
  1.ナース(外科)の立場から
  2.ナース(内科)の立場から
  3.医師の立場から
  4.ソーシャル・ワーカーの立場から
  討論

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:本岡 大和 
UP:20081223
  ◇がん  ◇身体×世界:関連書籍1990  ◇BOOK
 
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