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『潔く死ぬために――「臨死学」入門』

ベッカー, カール・デーケン, アルフォンス・福間 誠之・柏木 哲夫・河野 博臣 19950710 春秋社,227p


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■ベッカー, カール・デーケン, アルフォンス・福間 誠之・柏木 哲夫・河野 博臣 19950710 『潔く死ぬために――「臨死学」入門』,春秋社,227p. ISBN-10: 4393363698 ISBN-13: 978-4393363690 [amazon] ※

■内容(「MARC」データベースより)
残された60日、あなたは何を必要としますか。終末期医療、悲嘆ケアの第一人者が語る、人間らしい、自分らしい死に方への手引。「仏教看護を考える」というテーマで行われた講演を単行本化した。*

■目次

潔く死ねますか(カール・ベッカー)
ターミナル・ケアの実際(柏木哲夫)
死への準備教育(アルフォンス・デーケン)
癌と心(河野博臣)
脳死と生命倫理(福間誠之)

■紹介・言及

◆「潔く死ねますか」 カール・ベッカー(Becker, Carl) 5-37

 「少なくない数の日本人が「死んだらすべての終わりだ」と思っているように見えます。
 実は、そこまで信じる人間はめったにいません。全世界の文明、文化を探してみても、死の後に何もないなどという文化はまずありません。どの時代を見てもそうです。[…]そう考えているのは、ここわずか百年の、わずかの国の人たちだけなのです。[…]何もないなどと本気で信じている人は少ないです。
 おそらく、多くの日本人は、何もないとは信じていないけれども、明確に来世があるとも信じ<0010<ていない、というところなのではないでしょうか。日本ては信仰が薄れてきています。来世があるんだという信仰がなければ、死は怖いかもしれません。死はすべての終りかもしれません。[…]」(ベッカー[1995:10-11])
 →臨死体験



UP:20071028
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