『図説 家族問題の現在』
湯沢 雍彦 19950620 日本放送出版協会,224p.
■湯沢 雍彦 19950620 『図説 家族問題の現在』,日本放送出版協会,224p. ISBN-10:4140017422 ISBN-13: 978-4140017425 \1018 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
(「BOOK」データベースより)
“一・五七ショック”は「少子社会」の到来を告げているのか。非婚化の傾向は何を意味するのか。高齢化への加速度は高まったのか。戦後50年、「家族」および「家族関係」は、さまざまな様相を見せ、大きく、そして深く現代日本社会の根源に問題を投げかけてきた。さらにこの10年、日本の家族をめぐる環境は大きく変動した。夫婦とは、親子とは、家族とは何かが改めて問い直され、日本人のライフスタイルそのものも、変化の兆しを見せている。本書は、統計的データをもとに、家族および家族関係を実証的に開示する。
(「MARC」データベースより)
非婚化・少子化・高齢化という大きな潮流は、「家族」と「家族関係」の何を変えていったのか。最新の統計的データをもとに、「揺らぎ」の家族、変化する家族関係の実像に迫る。
■目次
第1部 家族の全体像
〈家族の構成〉
/1 縮小する世帯規模/2 単純化する世帯構成/3 小家族化・核家族化の内容/4 都道府県別に見た世帯構成/
〈ライフコース〉
/5 のびた平均寿命/6 女性ライフコースの変化/7 さまざまなライフコース/
〈生活時間〉
/8 生活時間の変化/9 仕事時間は減ったか/10 家事時間の変化/11 余暇時間は増えたか/
〈家族経済〉
/12 家計収入の実状/13 消費支出の内訳/14 貯蓄は増えているのか/15 高齢化と収入の確保/17 税制と家族/18 住宅は広くなったか/19 居住水準の目標と現実/20 持ち家は獲得できるか/
〈就労と家族〉
/21 労働構造の変化/22 女子の雇用労働者/23 単身赴任と家族/
〈都市の家族〉
/24 サラリーマン世帯の家計/25 大都市圏の住宅事情/26 多い単独世帯/27 都市生活者の意識と暮らし/
〈農村の家族〉
/28 農業家族の減少/29 農村の高齢化傾向/30 農家経済の動き/
〈傷病と死〉
/31 家族の病気/32 家族の傷病時の対応/33 死亡率と死亡原因/34 家族の死と看取り/
第2部 結婚と夫婦
〈配偶者選択〉
/35 見合いから恋愛へ/36 知り合ったきっかけ/37 希望する条件/38 生家の職業と学歴/
〈結婚〉
/39 婚姻率の動き/40 結婚年齢と年齢差/41 非婚化の動き/42 増えてきた国際結婚/
〈夫婦の関係〉
/43 夫婦のパートナーシップ/44 夫婦の幸福感/45 夫婦の役割分担/46 夫婦の平等感と決定権/47 夫婦の性格特徴/
〈共働き家族〉
/48 共働き夫婦の増加/49 共働き夫婦の家事と子育て/50 共働き世帯の家計/
〈婚姻と出産〉
/51 出生率の低下/52 晩産化の動き/53 婚外子の国際比較/54 妊娠と人工妊娠中絶/55 再婚は増えたか/
第3部 親子と老人
〈児童と親〉
/56 子どもの養育費・教育費/57 子どものダブルスクール化/58 誰が子どもをみているか/59 誰と食事をしているか/60 小学生の戦前・戦後/
〈青少年と親〉
/61 青少年の暮らし方/62 青少年の学業と生活/63 父母はどう接しているか/64 男女交際は気軽になったか/65 職業観と家庭像/66 満足感はあるかないか/
〈養子と里子〉
/67 養子縁組の目的と現実/68 未成年養子の実情/69 衰退する里親制度/
〈母子家庭・父子家庭〉
/70 母子世帯・父子世帯は増えたか/71 母子世帯・父子世帯の生活問題/
〈高齢者と子の家族〉
/72 高齢化の進行/73 子家族との同居は減っているか/74 誰が高齢者の世話をするか/75 別居子との交際/76 高齢者のライフスタイル/77 高齢者の生活意識/
第4部 問題をもつ家族
〈離婚の動向〉
/78 離婚率の推移/79 結婚期間と子どもの数/80 離婚の種類と離婚理由/81 地域別に見た離婚/82 夫婦の年齢と離婚/
〈離婚に伴う問題〉
/83 子どもの引き取り/84 養育費支払いの実状/85 財産分与と慰謝料/
〈子どもの問題行動〉
/86 不登校と中途退学/87 非行と家出/88 家庭内暴力/89 尊属殺人と嬰児殺
〈社会福祉と家族〉
/90 生活保護を受ける世帯/91 乳児院・養護施設の子ども/92 身体障害者と家族/93 精神障害者と家族/94 老人ホームのお年寄り/
〈自殺〉
/95 自殺率の推移/96 地域別にみた自殺率/97 自殺の原因と家族関係/
〈家庭裁判所にみる家族問題〉
/98 審判・調停事件の内容/99 離婚調停事件の経過/100 増える相続紛争事件/
戦後家族問題年表
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治