『地図の想像力』
若林 幹夫 19950610 講談社,261p.
■若林 幹夫 19950610 『地図の想像力』(講談社選書メチエ),講談社,261p. ISBN-10: 4062580500 ISBN-13: 978-4062580502 \1600 [amazon]/[kinokuniya] ※ u02 b
■著者紹介
1962年生まれ。東京大学教養学部相関社会科学分科卒業。同大学院社会学研究科修士課程修了。同研究科より、博士号(社会学)を取得。東京工業大学助手を経て、現在、筑波大学専任講師。専門は、社会学・都市論・メディア論。著書に、『熱い都市 冷たい都市』(弘文堂)、『メディアとしての電話』(共著・弘文堂)、『社会学入門』(共著・宝島社)などがある。
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
「地図」とは、「世界」を制作する欲望である。古えの想像的な世界図を、正確な測量が覆いつくしていった。近代とは、500年をかけて世界を「単一の連続平面」に描くプロジェクトだった。世界に対する知の意志は、地図を媒体にして、資本と権力に結びつく。地図という具体的な表現のなかに、社会と人間の構造を探る。
内容(「MARC」データベースより)
「地図」は「世界」を制作する欲望であり、近代とは、世界を「単一の連続平面」に描くプロジェクトであった。正確な測量が覆いつくしていった地図表現のなかに、社会と人間の構造を探る。〈ソフトカバー〉*
■目次
序章 帝国の地図
第一章 社会の可視化
1 地図的空間
2 意味としての世界
第二章 拡張される世界
1 空間と社会
2 マッパ・ムンディ
3 世界の測量
第三章 近代的世界の「発見」
1 ひらけゆく世界
2 知・国家・社会
第四章 国土の制作と国民の創生
1 領域化する社会
2 父なる土地・母なる土地
終章 地図としての社会 地図を超える社会
注
世界と想像力について考えるための文献地図
あとがき
索引
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:山本 晋輔