『アクティヴ・インタビュー――相互行為としての社会調査』
Holstein, James A. and Gubrium, Jaber F. 19950420 THE ACTIVE INTERVIEW,Sage Publications,96p.
=20041025 山田 富秋・兼子 一・倉石 一郎・矢原 隆行訳,柏書房,213p.
last update:20110930
■Holstein, James A. and Gubrium, Jaber F. 19950420 THE ACTIVE INTERVIEW,Sage Publications,96p.
=20041025 山田 富秋・兼子 一・倉石 一郎・矢原 隆行訳 『アクティヴ・インタビュー――相互行為としての社会調査』,柏書房,213p. ISBN-10:479670258X ISBN-13:978-4796702584 \2100 [amazon]/[kinokuniya] ※ c13 s
■内容
・「BOOK」データベースより
インタビューとは何だろうか?これまではインタビュアーだけに焦点がおかれ、回答者から信頼性と妥当性をもった情報を引き出すことだけが問題にされてきた。本書、『アクティヴ・インタビュー』は、インタビュアーだけでなく、回答者自身もインタビューというアクティヴな相互行為に参加しており、両方とも「ナラティヴ=物語」の協同制作者であることを明らかにする。社会構築主義的なインタビュー論として、理論的な問題をカバーするだけでなく社会調査の実践に最適な入門書。
■目次
日本語版へのまえがき
1 はじめに
2 アクティヴ・インタビューを遠近法的に考える
回答者の背後にイメージされた対象者
サーベイ・インタビュー(量的調査におけるインタビュー)
創造的インタビュー法
アクティヴという視点
解釈実践としてのアクティヴ・インタビュー
3 回答者の適性の割り当てと回答者の選択
社会調査における適性の割り当て
アクティヴな回答者を選択する際のガイドライン
経験の語り手
4 語りのリソース
情報のストックを構築すること
立場の変化とリソースの活性化
5 アクティヴなインタビュアー
語りの産出を活性化する
回答の誘発とナラティヴの優先
語りを条件づける
背景知の利用
物語の案内と制約
6 インタビュー内部での意味構築
インタビュー形式と意味構成の可視化
語りに固有のコード化
意味の地平
協同的な構築
7 多声性と多元的回答者
配偶者を伴ったインタビュー
グループ・インタビュー
8 インタビュー手続きの再考
トピックの選択
標本選択
アクティヴ・インタビューを実践すること
データ収集
分析とプレゼンテーション
参考文献
訳者あとがき
■引用
■書評・紹介
◇2005 武井 順介「書評論文 社会調査における〈信憑構造〉とその揺らぎ 好井裕明・三浦耕吉郎編『社会学的フィールドワーク』,ジェイムズ・ホルスタイン+ジェイバー・グブリウム『アクティヴ・インタビュー――相互行為としての社会調査』(山田富秋・兼子一・倉石一郎・矢原隆行訳)(原著 The Active Interview)」,『年報社会科学基礎論研究』4:191-197
■言及
◇20051130 野田 孝子「インタビュー活動を用いた「日本事情」科目の実践」,『苫小牧駒澤大学紀要』14:103-112
「社会学によれば、インタビュー行為に共通しているのは、会話が相互行為的な出来事であるということである。インタビューで得られたナラティブは当該の状況におけるインタビューの参加者による会話の産物なのであり、回答者は情報の収納庫というよりはむしろインタビュアーと共同で知識を構築していく者のこととして捉えられている。したがって、インタビューという空間においてコミュニケーション活動が行われるということでもある。」(pp.107)
◇200708 江頭 説子「社会学とオーラル・ヒストリー――ライフ・ヒストリーとオーラル・ヒストリーの関係を中心に」『大原社会問題研究所雑誌』585:11-32
「表1 ライフ・ヒストリー,ライフストーリーの研究法に関係する文献一覧」(pp.15)
◇http://www.denko-corp.com/blog/2010/03/post-208.html
◇http://d.hatena.ne.jp/K416/20070418/1176904368
◇http://d.hatena.ne.jp/polchess/20090616/1245129715
*作成:岩田 京子