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『シュレーディンガーの子猫たち――実在の探究』

Gribbin,John 1995 SCHRODINGER'S KITTENS AND THE SEARCH FOR REALITY: Solving the Quantum Mysteries,Trafalgar Square.
= 19980615 桜山 義夫 訳,シュプリンガー・フェアラーク東京,358p.

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last update:20170503

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■Gribbin,John 1995 SCHRODINGER'S KITTENS AND THE SEARCH FOR REALITY: Solving the Quantum Mysteries,Trafalgar Square.= 19980615 桜山 義夫 訳 『シュレーディンガーの子猫たち――実在の探究』,シュプリンガー・フェアラーク東京,358p. ISBN-10: 0297815199 ISBN-13: 978-0297815198 2,200+ [amazon] [kinokuniya]

■内容

(amazonより引用)
 あなたの目の前に穴が2つ空いていて、その1つに向かってボールを投げるとしよう。あなたの投げたボールはその穴を通過して穴の向こうにある壁にぶつかる。しかし、ボールの大きさが原子レベルになると、驚くべきことに、ボールはまるで波のように動き、同時に2つの穴をすりぬけ、その2つの穴を通過した粒子は、理科の実験でやった光スリットの実験のように波の干渉を起こしてしまうのである。量子レベルの世界、つまり原子や分子レベルの世界にはこのような不思議な現象が存在する。
 この現象に対して、ボーアらは「観測する行為が波動を収縮させ粒子にする。そして、粒子は確率的にしか存在しない」との解釈を提唱した。言い換えると、もしあなたが粒子だとするとその存在は確率的となり、たとえば「冷蔵庫の前にいる確率70%」「温泉につかっている確率30%」のように存在し、母親に冷蔵庫の前でつまみ食いをしているのを「観測」されるまでは、ひょっとしたら温泉につかっていたかもしれないということになる。
 『シュレーディンガーの小猫たち』(原題『Schrodinger's Kittens and The search for Reality』)ではこの2つの穴の実験のパラドックスを、シュレーディンガーの猫を用いて視覚化し、光の本性についての古代から現代に至る研究成果を科学史的背景を交えながら紹介。光よりも速く過去に向かって伝わるシグナルによってこのパラドックスが解決されるとする交流解釈を紹介する。重厚な解説本であり読みごたえ十分だ。(別役 匝)

■目次

プロローグ 何が問題か
第1章 古典理論における光
第2章 近代
第3章 不思議な真理
第4章 非常手段
第5章 考えることについて考える
エピローグ 解明―現在の神話

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:焦 岩
UP: 20170503
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