『民族の出会うかたち』
黒田 悦子 編 19941225 朝日新聞社 359p.
■黒田 悦子 編 19941225 『民族の出会うかたち』,朝日新聞社 359p. ISBN-10:4022596163 ISBN-13:978-4022596161 [amazon] d/er
■内容(「BOOK」データベースより)
対立か、共存か。第一線の文化人類学者、言語学者が世界14地域から民族のありようを報告。国立民族学博物館の共同研究書。
■内容(「MARC」データベースより)
対立か共存か。ラテンアメリカ、オセアニア、東南アジア・南アジア、東アジア、ヨーロッパの14地域から、現在の「民族」のありようを第一線の学者たちが報告。「民族」の定義そのものにも言及する。
■編者紹介
黒田 悦子(くろだ・えつこ)
1938年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。国立民族学博物館教授・総合研究大学院大学併任教授。(本書出版当時のデータ)
■目次
はじめに
T ラテンアメリカから
○カリブ海地域におけるクレオール・アイデンティティ――終わりなき変容の道程を行く周辺人……石塚道子
○メスティーソ化と先住民社会――メキシコの場合……黒田悦子
○境界を分析する――グアテマラの場合……小泉潤二
U オセアニアから
○首長制からエスニック・グループへ――ミクロネシア連邦ポーンペイ島民のアイデンティティ……中山和芳
○フィジー人の民族問題……春日直樹
V 東南アジアと南アジアから
○民族の消滅について――サラワク・ブキタンの状況をめぐって……内堀基光
○ビルマの民族と民族間関係……田村克己
○近代バリ社会の誕生――バリ人という「民族」とは誰か……永渕康之
○スリランカのシンハラの村から――差異・ジャーティヤ・カースト・民族……足羽與志子
W 東アジアから
○中国東南部における漢族/少数民族境界をめぐって――客家とショオ族の場合……瀬川昌久
○中国人――その中心と周辺……王ッ興
○松花江下流域におけるエスニックな出会い――フルハ部ゲイケル・ハラの軌跡……佐々木史郎
X ヨーロッパから
○多言語都市チェルニウツィの三人の詩人――フェチコーヴィチ、エミネスク、ツェラン……伊東一郎
○国民統合と文化葛藤――フランスのマグレブ系移民の場合……宮治美江子
終章
○アウスバウ(造成)のなかの民族……田中克彦
あとがき
■引用
■書評
■言及
*作成:石田 智恵