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『スウェーデン発 高齢社会と地方分権――福祉の主役は市町村』

斉藤 弥生・山井 和則 19940810 ミネルヴァ書房,223p.


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■斉藤 弥生・山井 和則  19940810 『スウェーデン発 高齢社会と地方分権――福祉の主役は市町村』,ミネルヴァ書房,223p. ISBN-10:4623024415 ISBN-13:9784623024414 \2200 [amazon][kinokuniya] ※ 4swe p02

■内容
(「BOOK」データベースより)
政治家、官僚、組織のトップやリーダー、そして研究者などへの数多くのインタビューや議事録資料にあたり、スウェーデン地方分権の現況を伝える。日本が直面する問題をすでに経験してきたスウェーデン―日本のこれからの地方分権を考えるうえでの必読書。

(「MARC」データベースより)
急激な高齢化の波を乗り切るには、地方分権が不可欠であったことをスウェーデンの歴史が物語っている。数多くのインタビューや資料から、スウェーデン地方分権の現況を伝えるルポルタージュ。〈ソフトカバー〉

■目次
はしがき――リンゴの木の根っこを探る (@)
スウェーデン地方分権の父 アグネ・グスタフソン教授からのメッセージ (D)
執筆にあたって (IG)

序章 高齢化にとまどう日本 (1)
高齢化社会・高齢社会・超高齢社会 (2)
出生率低下と高齢化率上昇の加速 (3)
マラソンランナーにたとえると (4)
福祉と経済は車の両輪 (5)
寝たきり老人二二九万人、痴呆性老人三二二万人 (7)
市町村の役割は大きい (8)

第2章 スウェーデンの高齢者政策の変遷
世界一高い税金を払う理由 (14)
一九六〇年代のスウェーデンと一九九〇年代の日本 (15)
老人ホームの雑居が社会問題に――高齢化率10%の頃 (17)
市町村が「高齢者福祉計画」を策定――高齢化率一二〜一三%の頃 (19)
「社会サービス法」で市の責任を規定――高齢化率一六%の頃 (20)
エーデル改革で老人医療も市の権限に――高齢化率一八%の現在 (22)

第3章 高齢化とともに進んだ地方分権
「社会福祉は市の責任」――徹底した地方分権とその理念 (30)
高齢化率一二〜一三%が福祉サービス充実の始まり (31)
高齢化率の上昇が地方分権に拍車をかけた (33)
ルンド市の高齢者福祉の変遷 (34)
約二〇年がかりで行われた市町村合併 (37)
旧市町村(=教区)、現在の役割は冠婚葬祭 (38)
市町村合併で「地域にひとつの老人ホーム」が可能になった (40)
憲法で保障されている地方自治体の課税権 (40)
地方自治体の経営手腕を助ける起債権 (41)
文献しても地方間格差が開かないために (42)
自治体の行政能力を支える「市連合会」と「県連合会」 (44)
強力な圧力団体としての「市連合会」「県連合会」 (46)
情報公開と情報提供における「市連合会」「県連合会」の役割 (47)
新しい政策は住民に一番近い自治体から――フリーコミューン制度 (48)
グノーショー市の「フリーコミューン」の実験 (50)
ルンド市の「モダン老人ホーム」の実験 (51)
スウェーデンと日本の高齢者政策の類似性 (53)

第4章 地方政治家の多くは兼業議員 (55)
中学校の社会科教師が市会議員 (56)
市会議員エルサ・ヨンソンさんの一日 (57)
地方政治には現場感覚が大切 (61)
地方政治家はアマチュアリズムを優先 (63)
一八歳の女子高校生市会議員 (64)
中学一年で社民党青年部に所属 (65)
一〇〜二〇歳代の議員が六五人中一〇人 (67)
将来は市の福祉部で働きたい (69)
老人ホーム施設長が市会議員に (71)
保育行政に対する怒りから市会議員に (72)
地方分権が進めば、女性政治家が増える (73)
執行委員会による議員内閣制 (75)
女性が名簿のトップにいないと選挙に勝てない (77)
批判するだけでなく、自分で政治をしてみなさい (78)
働く女性の「選択の自由」を守りたい (79)
女性市会議員の増加が保育行政を向上させた (80)
男性と女性では政策の優先順位が違う (83)
高齢社会の女性の新しい生き方を提唱したアルバ・ミュルダール (85)

第5章 開かれた身近な市議会 (87)
ベクショー市議会は市民公園の集会所で (88)
多くの市民が参加できるための移動市議会 (89)
市議会は毎回一回、月末に行われる (89)
市議会は仕事が終わる夕方五時半に始まる (90)
買い物の帰りに立ち寄ったルンド市議会 (91)
市議会に役所席がない (92)
議会の終了時刻は決まっていない (91)
うちのパパは「社会福祉委員長」 (94)
社会福祉委員会は市の四〇%の予算を扱う (96)
社会福祉委員会の委員の五四%が女性政治家 (97)
ルンド市社会福祉委員会 (98)
高齢者団体の声を市政に生かす高齢者評議会 (99)
高齢者団体PKOとSPF (102)
バン・ルングレンさんは元社民党市会議員 (103)
ルンド市高齢者評議会 (104)

第6章 スペシャリストが支える地方行政
地方自治体職員の八割が女性 (108)
LO会長の辞任を迫った、スウェーデン女性公務員の組織力 (109)
政治家は政策を判断、役人は業務を遂行 (111)
社会福祉部長になって一〇年目 (111)
市民の福祉は市で決める (113)
ルンド市の課題は、ベビーブームに対応する保育の充実 (116)
コンピューターを駆使した効率的な行政 (117)
高齢社会の主役は社会福祉部、そして看護婦とヘルパーに (117)
なぜ、スウェーデン女性はEU加盟に反対するのか? (120)

第7章 政策でたたかう比例代表選挙 (123)
ジグフリッド国民高等学校に留学 (124)
日曜日は選挙戦もお休み (125)
全国二八選挙区の比例代表制 (127)
選挙で苦戦しても土下座でお願いはしない (128)
くじびきで場所を決める公設の選挙小屋 (130)
争点の一つは、高齢者福祉・医療 (131)
国政選挙と地方選挙は同日選挙 (133)
テレビ討論会は手話・文字放送付き (134)
一八歳からの選挙権と被選挙権 (134)
在住外国人にも地方選挙の選挙権と被選挙権 (137)
市会議員のオリアン先生が選挙授業 (138)
各党代表の候補者が学校を訪問 (144)
学校の模擬選挙では環境党がトップに (146)
「有分投票制度」と「投票期間の長期設定」は高い投票率の秘密 (147)
頼んでないから、お礼の挨拶もない (148)

第8章 地域に根ざした政党政治 (151)
市民の生活に根ざした政党 (152)
各市民層から代表を選ぶ――ルンド社民党 (153)
女性党と呼ばれることもあります――ルンド国民党 (154)
得意分野は都市計画――ルンド中央党 (156)
優秀な女性が多い――ルンド穏健党 (158)
その他の小政党 (159)
地方政党の財源の四〇〜七〇%が市からの補助金 (159)
「政党補助金」と「公営選挙」はお金の公私をはっきりさせる (162)

第9章 地方分権と国会議員 (163)
私たちのまちの国会議員 (164)
元ソーシャルワーカーだったカーリンさん (164)
社会福祉委員会は女性議員の人気の的 (165)
両親はパン屋さん、一四歳で社民党青年部に入党 (166)
政治活動と家庭の両立は大変 (166)
国会議員五〜六人に秘書が一人 (167)
パソコン通信で効率的に情報収集 (168)
目に見えない福祉大臣 (168)
部屋の中の何もかもが見えるかのよう (169)
ノーマライゼーションまでの道のり (170)
ノーマライゼーションには「市町村化」が不可欠 (171)
「県」と「市」の調停役に (172)
大改革には政治家のリーダーシップが必要 (173)
障害者団体と高齢者団体の団結がエーデル改革の実現に (172)
大改革は地域の自主性に任せておけない (177)
議事録のテープを二倍速で聞く (178)
兄貴のようなカール・ビルト首相 (179)
首相と一緒にスウェーデンの未来を考える (180)
社民政治は今の時代にはもはや機能しない (181)
スウェーデン社民党に初の女性党首誕生か? (182)
大臣の妻と育児休暇の夫 (185)
「政治家」と「選挙家」 (186)

第10章 スウェーデンの地方分権モデルとは? (189)
スウェーデンの地方分権は<砂時計モデル> (190)
<砂時計モデル>の中央集権的側面 (191)
<砂時計モデル>の地方分権的側面 (193)
<砂時計モデル>は生活大国への近道 (196)
スウェーデンの地方分権一一のポイント (197)

第11章 日本政治の高齢化への対応
    ――中央主導型福祉では高齢社会を乗り切れない! (199)
高齢化率が社会を規定する (200)
高齢化により、国家目標、価値観、家庭形態が変わる (201)
地方分権は<ツツ型社会>の要請 (203)
問題の現状――業者任せの老人保健福祉計画 (205)
議会の承認がいらない福祉計画 (206)
老人保健福祉計画は達成できるか? (207)
コロコロ変わる福祉課長 (207)
権限委譲に伴い、市町村にも福祉のプロが必要に (209)
有権者の姿勢を変える (210)
地方選挙を見直す (211)
福祉は自治体間競争の時代に突入 (212)
まず権限ありき (214)

あとがき (217)


■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:松村 菜摘子
UP:20081126 REV:20090816
山井 和則  ◇スウェーデン Sweden  ◇人口(population)・少子化・高齢化  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK 
 
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