『知の構築とその呪縛』
大森 荘蔵(おおもり・しょうぞう) 19940707 筑摩書房,ちくま学芸文庫,252p.
last update:20111025
■大森 荘蔵 19940707 『知の構築とその呪縛』,筑摩書房,ちくま学芸文庫,252p. ISBN-10:4480081402 ISBN-13:978-4480081407 \924 [amazon]/[kinokuniya] ※
←198503 放送大学教育振興会,放送大学教材,166p. ISBN-10: 4145502418 ISBN-13: 978-4145502414 [amazon]
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
16世紀に始まった科学革命は、世界を数量的に表現しようとする考え方をもたらした。けれども、それによって「心」に帰属するものが排除され、自然と人間の分離、主観と客観の対立が生じることになった。常識が科学へ展開していく不可逆的な過程で、何が生じたのだろうか。近代以降の科学史的事実を精査し、人間と自然との一体性を回復する方途をさぐる。
■目次
1 概説的序論
2 略画的世界観
3 日本における略画世界
4 西欧古代中世における略画的世界観
5 略画の密画化、その始まり
6 略画の密画化、不可避の過程
7 密画化と数量化
8 密画の陥穽―物の死物化
9 感覚的性質のストリップ
10 二元論の構造的欠陥
11 二元論批判
12 原子論による密画描写
13 人体の密画描写と知覚因果説
14 物と感覚の一心同体性
15 自然の再活性化
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:竹川 慎吾