『エイズを生きる』
石田 吉明・村上 弘光 19940501 ,解放出版社,128p.
last update:20120918
■石田 吉明・村上 弘光 19940501 『エイズを生きる』,解放出版社,128p.
ISBN-10: 4759260196 ISBN-13: 978-4759260199 \1400+税
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■内容
輸入血液製剤でHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染、エイズを発症した石田吉明さん。彼のたたかいを中心に、エイズをめぐる日本の差別状況を問う注目の書。
■目次
まえがき 石田 吉明
推薦の言葉 瀬戸内 寂聴
第一章 気合で生きる
生きる
一日でも長く生き延びて/免疫力ゼロに対する挑戦/必ず生きる
第二章 病者に生まれて
病と闘って
血友病のこと/対症療法から輸血での治療へ
第三章 日本型エイズ
まさか……
大きな福音――血液製剤の輸入/患者の訴えを無視して/まさか有名企業が、厚生省が……
第四章 弁慶、少しも騒がず
医原病――HIV感染症
不安/不安の中で/もう逃げられない
第五章 ただの病気
エイズと共生する社会とは
HIVは感染症/そもそもエイズという病気はない/病院では……/厚生省の施策は/エイズと共生する社会を
第六章 薬害隠し作戦
われわれは逃げない
仕掛け人がいる/厚生省の意図は見え見え
第七章 不潔恐怖症候群
時代を覆う清潔思想
3Kを嫌う思想と直結/拒絶反応
第八章 マスコミの大罪
エイズは汚染か
過剰反応と偏見助長の記事/新聞報道によっても/HIVは人間の中にいる/数字に出ない
第九章 ご政道を糺す
裁判に勝利するまで
何年かかっても薬害を追及する
第十章 差別との闘い
差別の深さに挑む
解雇、退社強要……/血友病を生き抜く/単なる病気/差別の深淵に立ち向かう
資料編
あとがき 村上 弘光
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:北村 健太郎