『尊厳死を選んだ人びと』
Kuhse, Helga ed. 1994 Willing to Listen: Wanting to Die Penguin Books
Australia
=19960524 吉田純子訳,講談社,279p.
■Kuhse, Helga ed. 1994 Willing to Listen: Wanting to Die Penguin Books Australia=19960524 吉田純子訳,『尊厳死を選んだ人びと』,講談社,279p. ISBN: 4-06-207515-6 1800(200102:品切) [amazon] ※/松本490
目次
第1部 自ら死を望んで
第2部 耳を貸して
第3部 責任をとることとは
「いまから14年前、私は法律をおかしました。刑法でいえば、殺人罪です…」尊厳死を手がけた人たちの衝撃の告白!「よい生き方」とは? 「よい死に方」とは? なぜ、彼らは自ら生命を絶ったのか?尊厳死を実行した人、愛する人の死に手を貸した人、尊厳死を実際に手がけた医師たちの手記、あるいは宗教や倫理上の立場から、尊厳死のあり方を論じる。
■言及
◆立岩 真也 2001/05/25 「死の決定について・2」(医療と社会ブックガイド・5)
『看護教育』42-5(2001-5):378-379(医学書院)
「編者のヘルガ・クーゼはオーストラリアの女性の生命倫理学者で、別の回でもとりあげることがあると思うが、ピーター・シンガーという人との共著の本もある。この人の立場ははっきりしていて、賛成。消極的安楽死と積極的安楽死の区別も無意味という主張もしている。この中にオランダの医師ピーター・アドミラールの文章「死を望む患者に耳を傾け、手を貸す」が収録されている。」