『ディオニュソスの労働――国家形態批判』
Hardt, Michael and Negri, Antonio 1994 Labor of Dionysus: A Critique of the State‐Form, University of Minnesota Press
=200805 長原 豊・崎山 政毅・酒井 隆史訳,『ディオニュソスの労働――国家形態批判』,人文書院,465p.
■Hardt, Michael and Negri, Antonio 1994 Labor of Dionysus: A Critique of the State‐Form, University of Minnesota Press=200805 長原 豊・崎山 政毅・酒井 隆史訳,『ディオニュソスの労働――国家形態批判』,人文書院,465p. ISBN-10: 4409030744 ISBN-13: 978-4409030745 \6090 [amazon]/[kinokuniya] p0601
■出版社/著者からの内容紹介
本書では『<帝国>』、『マルチチュード』において展開されることになる基本的な問題設定・論点のほぼすべてがすでに提示されており、現在のネグリのスプリングボードともいえる最重要著作である。
「たとえば、第I部で展開されているのは、ラディカルで動的な絶対的民主制としての共和制の問題である。同様に第IIでの公共支出を賃金の問題として読み替える観点は、言うまでもなく社会的賃金の問題であり、第III部においては国家の枠組みを超克する「構成的権力」の諸問題や、「マルチチュード」「非物質的労働」などの論点が前面におしだされる。その意味で『<帝国>』、『マルチチュード』を『資本論』とするならば、本書はその二冊に対する『経済学批判要綱』をはじめとした草稿群にあたるテクストにほかならない。」(訳者あとがきより)
内容(「BOOK」データベースより)
並ぶものなきユニークさにみちた、さまざまな次元での“革命”をめぐる真摯な思考のオーケストレーション。三十年強の長きにわたるネグリ思想の一大集積。『“帝国”』や『マルチチュード』で展開される現在の基本的な問題設定のすべてがここにある。
出版社からのコメント
三十年強の長きにわたるネグリ思想の一大集積。
『<帝国>』や『マルチチュード』で展開される基本的な問題設定のすべてがここにある。
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ネグリ,アントニオ
1933年生。元パドヴァ大学政治社会科学研究所教授
ハート,マイケル
1960年生。デューク大学准教授(比較文学)。パリ第8大学で、当時、フランスに亡命中のネグリに師事
長原 豊
1952年生。法政大学教授
崎山 政毅
1961年生。立命館大学教授
酒井 隆史
1965年生。大阪府立大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■紹介・言及
◇橋口 昌治 200908 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也編『税を直す――付:税率変更歳入試算+格差貧困文献解説』,青土社
*作成:橋口 昌治