『断筆宣言への軌跡』
筒井 康隆 19931025 光文社,185p.
■筒井 康隆 19931025 『断筆宣言への軌跡』,光文社,185p. ISBN-10: 4334052096 ISBN-13: 978-4334052096 \948 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
くたばれ良識。
「清く、正しく、美しく」の世論を糺す。
■目次
〈寄稿〉「われわれ」と「彼等」――井上ひさし
美濃部東京都知事の家に屑籠はあるか?
大日本悪人党を待望する
差別語について
冷たい鼻の駱駝
昔むかし、作家は悪かった
差別意識と市民的日常性
文明すべて異常心理の産物
おれが禁煙したら人を殺しかねない
倫理は堕ちた人でないとわからない
タブーの多い社会ほど原始社会である
国語の先生にモノ申す
おれもやりたい老年非行
世論の胡散臭さ
ピューリタンと化したオバタリアン
明るく清潔な文壇業界に棲む魚
異端の排除は個性の排除
安吾そして文学者にとっての「悪」
文芸家協会は職能集団か
ボランティアの過剰な自負
フェミニズムと言葉狩り
追悼――中上健次
日本てんかん協会に関する覚書
断筆宣言
初出一覧
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治