『子どもというレトリック――無垢の誘惑』
中河 伸俊・永井 良和 編 19930720 青弓社,237p.
last update: 20111107
■中河 伸俊・永井 良和 編 19930720
『子どもというレトリック――無垢の誘惑』,青弓社,237p. ISBN-10:4787230689
ISBN-13: 978-4787230683 \2266
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■内容
出版社/著者からの内容紹介
子どもは無垢だから保護しなければならないというイメージは、近代社会の発明品だ──。有害図書・ポルノ追放運動から少年司法までの「まなざし」の読解をとおし、子どもを取り巻く現代社会の言説の政治性を浮き彫りにする。
内容(「BOOK」データベースより)
子ども、大人、無垢、穢れ、保護、権利―。近代思想が発見した概念装置の政治的な利用過程を跡づけ、有害図書やポルノ・メディアというきわめて刺激的な観点から、〈子ども〉をめぐる現代社会の“まなざし”を鋭く問う。
■目次
「有害環境」の所在――子どもをめぐる空間とメディア
“悪書追放運動”の頃
「脅かされる」子どもたち――「有害」コミック問題の構築
コミック・キャンペーン――イギリス・アメリカにおける1950年代のコミック規制の動向
差異をめぐる闘争――近代・子ども・ポルノグラフィー
少年司法のポリティクス
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:八木 慎一