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『老人ケアの人間学』

木下 康仁 19930601 医学書院,221p.


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■木下 康仁 19930601 『老人ケアの人間学』,医学書院,221p. ISBN-10: 4260348841 ISBN-13: 978-4260348843 \2,835  [amazon] [kinokuniya] ※c04

■内容
老人ケアの現場でのフィールドワークをもとに老人医療・看護・福祉の現状を分析・考察し,老人ケアとは何かの本質に迫るもの。ケア従事者への著者の熱き想いを伝える。 

■目次
第1部 人間性の回復

第1章 ケアの思想とケア的人間観
 ケアの思想
  ケアの本質
  思想のもつ時間特性
 ケア的人間観
  ポジの論理とネガの論理
  近代的人権思想と人間観
  関係論的人間観と存在論的人間観

第2章 ケアワーカー論への試み
 はじめに
 職業としての老人ケアの位置付け
  同世代と次世代への責任
  社会的関係における世代の継承
  サービス関係の対等性
  コミュニティの未来が問われる
 ケア従事者のイメージ素描
  自分の生活を大切にする
  自分のコトバをもつ
  コミュニケーションを諦めない
  技術を蓄積する
  不平等なケアができる
  現場の当事者によって解決できない問題はないと考える
  老人たちのやりとりを楽しめる

第3章 ケアにおける信頼関係
 信頼関係を築く必要がある!?
 信頼関係という言葉をめぐる現状
 ヒューマニズム幻想への回帰
 カウンセリングに引き付けられる"別の何か"
 信頼関係の裏の意味―裏切る
 "普通の人"と"普通の人"の関係
 信頼関係の論理的意味

第4章 老人看護の課題と可能性
 カリキュラムとは
 職場としての老人コミュニティの診療所
 プッシュ要因とプル要因
 病院型看護への回帰
 自らにとっての看護論の発見
 問題点の整理
 医療モデルと生活モデル
 ケア的人間観

第2部 しなやかな知性によるケア

第5章 問題行動の社会学的分析
 ケアのやり取りを振り返る
 人間行動の基本モデル
  行動・認知・感情の三要素
  三要素と社会的相互作用
 異文化体験
 妄想型行動
 徘徊型行動

第6章 生活史とバイオグラフィー
 ケアの観点からの個人情報の座標軸
 情報収集の四段階
 生活史とは何か
 バイオグラフィーとは
 生活史をなぜ知る必要があるのか
 生活史の質と量の問題
 重要他者との関係の在り方
 「強い自分」の発見―「至底体験」をたどる作業
 生活史を知る方法論

第7章 老年学への招待
 老年学の現状
 高齢社会と老年学
 福祉社会像と老年学
 家族研究と老年学
 老いのイメージと老年学

第8章 知の生成と応用の技法―グラウンデッド・セオリーについて
 グラウンデッド・セオリーの生いたち
 グラウンデッド・セオリーの要点
 グラウンデッド・セオリーの意味
  従来の質的方法論との違い
  知的戦略としてのグラウンデッド・セオリー
 理論としてのグラウンデッド・セオリー
  プロセスとしての理論
  具体理論としてのグラウンデッド・セオリー
  具体理論と公式理論をどう考えるか
 グラウンデッド・セオリーの方法論的特性
  徹底した継続的な比較分析
  データの収集,分類,分析を同時に行う
  数量的方法論の有効性と限界
  数量的方法論と質的方法論の楽しさ
  グラウンデッド・セオリーを発表すべき段階
 社会学的認識論の系譜からみたグラウンデッド・セオリー
  デュルケームの科学的認識とウェーバーの意味了解的な方法論
  社会的問題と社会学的問題の乖離
  科学概念の相対化とグラウンデッド・セオリーの可能性
  グラウンデッド・セオリーの担い手―むすびに代えて

初出一覧

索引


■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:影浦 順子 
UP: 20090715 REV:
ケア care  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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