『社会学史の展開』
児玉 幹夫 19930420 学文社,207p.
last update:20110724
■児玉 幹夫 19930420 『社会学史の展開』,学文社,207p. ISBN-10:4762004790 ISBN-13:978-4762004797 \2548 [amazon]/[kinokuniya] ※ s wm06 de01 pt01 ga01
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
本書では、社会学の歴史の節目々々に大きく輝いた巨星あるいは星座に焦点をあて、それぞれの学問的営為をたどりながら、時代とともに発展してきた社会学の姿をとらえた。
内容(「MARC」データベースより)
社会学の歴史の節目々々に大きく輝いた巨星あるいは星座に焦点をあて、それぞれの学問的営為をたどりながら、時代と共に発展してきた社会学の姿をとらえる。偉大な社会学者たちの著作に接するためのよき手引書。
■目次
第1章 社会学創始者たちの構想
1)オーギュスト・コント
2)社会進化論――スペンサー、サムナー、ウォード
第2章 確立期の巨匠と群像
T M.ウェーバーとドイツ社会学
1)ウェーバー社会学の形成
2)ウェーバーと社会学界
3)ドイツにおけるウェーバー社会学
U デュルケムとデュルケム学派
1)独立科学としての社会学
2)科学としての社会学の確立
3)社会の変動と秩序の解明
4)方法論の整備
5)行為論・規範論からみた社会の説明
6)未完のデュルケム
7)デュルケム学派の人びと
V アメリカ社会学の発展
1)概況
2)シカゴ学派の形成
3)心理学的社会学
4)コロンビア学派の形成と発展
5)ハーバードグループの研究
第3章 20世紀社会学のリーダー
T マンハイムと知識社会学
1)知識社会学の形成
2)歴史主義と全体性のカテゴリー
3)イデオロギーとユートピア
4)相関主義と知識人論
5)大衆社会論と時代診断学
6)知識社会学のアメリカ化
7)知識社会学の再ヨーロッパ化と今後
U ギュルヴィッチと戦後フランスの社会学思想
1)ギュルヴィッチ
2)社会形態学
3)人間の科学
V パーソンズの社会学の展開
1)タルコット・パーソンズの履歴
2)パーソンズの研究業績とその展開
3)社会学の系譜におけるパーソンズ理論の位置づけ
4)初期パーソンズ:主意主義的行為の理論
5)前中期パーソンズ:行為の一般理論
6)後中期パーソンズ:4機能パラダイム論
7)後期パーソンズ(社会進化論と象徴的メディア論)
8)晩期パーソンズ:人間の条件論
9)パーソンズ理論の周辺:マートンとホマンズ
W 解放前の中国社会学の軌跡
1)第1期:導入期
2)第2期:発展準備期
3)第3期:発展期
4)小括
第4章 現代社会学の旗手
T ゴフマンの共在世界
1)孤高の転轍手――「いかに」への方向転換
2)「転轍手」としての人生――ゴフマンの個人史
3)ゴフマンの研究方法――ゴフマンの読み方
4)〈共生〉社会学への道案内――ゴフマンの分析方法
5)〈図〉のなかの出来事
U コミュニケーションと社会システムの理論――N.ルーマン
1)意味と自己言及性
2)二重の不確実性とコミュニケーション
3)社会システムのオートポイエシス
V ギデンズの構造化理論
1)プロフィール
2)近代社会理論のとらえなおし
3)構造化理論
4)社会科学と社会的世界
W フランクと世界システム論
1)ラテン・アメリカにおける低開発の考察
2)資本主義世界システムの形成
3)産業革命とパックス・ブリタニカ
第5章 日本社会学の形成と定位
1)明治期社会学の2潮流
2)大正期の社会学の鼎立
3)1930年代への社会学の構え
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志