『感情とフィールドワーク』
Kleinman, Sherrly; Copp, Martha A. 1993 Emotions and Fieldwork,Sage
=20061201 鎌田 大資・寺岡 伸悟,世界思想社,240p.
last update:20110906
■Kleinman, Sherrly; Copp, Martha A. 1993 Emotions and Fieldwork,Sage
=20061201 鎌田 大資・寺岡 伸悟 『感情とフィールドワーク』,世界思想社,240p. ISBN-10:4790712117 ISBN-13:978-4790712114 \1995 [amazon]/[kinokuniya] ※ e01
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
「客観性」「正しさ」を再考する。不安・迷い・怒り・割りきれなさ―フィールドワークをおこなう過程で多くの調査者が直面する困難を、感情という最も身近なキーワードから語る。初学者向けに丁寧な訳注・解説付き。
内容(「MARC」データベースより)
不安・迷い・怒り・割り切れなさ…。フィールドワークをおこなう過程で多くの調査者が直面する困難を、「感情」という最も身近なキーワードから語り、社会調査における「客観性」と「正さ」を再考する。丁寧な訳注・解説付き。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鎌田 大資
1964年兵庫県に生まれる。1995年京都大学文学部文学研究科社会学専攻博士課程後期単位取得退学。現在、椙山女学園総合クリエイティブセンター勤務。専門領域は、アメリカ社会学説史、質的社会調査(精神保健福祉分野)、感情社会学
寺岡 伸悟
1964年奈良県に生まれる。1994年京都大学文学部文学研究科社会学専攻博士課程後期単位取得退学。現在、奈良女子大学文学部勤務。専門領域は、地域社会学、地域メディア論、エスニシティ論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
凡例
はじめに――フィールドワークを学ぶ皆さんへ
1 序
2 専門職としてのフィールドワーカー
傷つきやすい立場
専門職ゆえの期待が負い目となる
3 調査への没入対分析の理想
科学者のようにふるまう
「絶え間ない目配り」をつづける
何かに追いたてられるようなデータ収集
分析を避けることは正しいと考える
手間を省く
データの束を手なずける
書く
4 調査協力者についての気持ち
距離をとった関心?
平等という規範にそむく
〔相手や自分自身に〕背を向けるような感じ方
人とは違うように感じるのを誇りに思う
敵と友だちになる
調査協力者と一体化する
いい気分でいるために失うもの
5 結論
ホリスティック医療センターの研究
別のやり方を打ちたてる
6 付論――フィールドノーツの書き方
感情をフィールドノーツに書きつける
フィールドノーツ
ノーツについてのノーツ
レファレンス
訳注
解説 シェリル・クラインマンの感情社会学
1 クラインマンの人と業績
2 割りきれなさの職人――文化の記述から文化を生きる経験の記述へ
3 クラインマンと感情社会学を生産する知のネットワーク――クラーク、サンドストロム、エリス、ステンロス、トイツ、シュウォーブとの対比
4 コップとの協同――福祉向上の社会学
まとめ
シェリル・クラインマン作品目録
解説注
索引
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志