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『社会分業論〈下〉』

Durkheim, Emile 1893 De la division du travail social,Alcan,471p.
=19890510 井伊 玄太郎,講談社,325p.


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Durkheim, Emile 1893 De la division du travail social,Alcan,471p. =19890510 井伊 玄太郎 『社会分業論〈下〉』,講談社,325p. ISBN-10:4061588745 ISBN-13:978-4061588745  \1103 [amazon][kinokuniya] s

■内容(「BOOK」データベースより)
社会が大きくなり、密度を高めるのに正比例して、分業は必然的に発展する。分業の進歩は、一方で激しい生存競争を引き起こし、また一方では競争者たちに共存の可能性を与えるであろう。本書で、デュルケムは分業の原因を仔細に検討し、さらに分業の病理学的形態の分析を通して、社会的連帯の正しい発展方向を展望する。道徳的秩序の確立、個人的人格の開花、闘争なき人類社会の創造…デュルケム社会学の実践的主題は、大きく深い。

■目次
第二編 原因と条件 
第一章 分業の進歩と幸福の増加 (13)
まえがき (13)
第一節 分業の発展と幸福の増大とは無関係であるか (15)
第二節 幸福とは健康状態である (26)
第三節 進歩とは何か (41)

第二章 原因 (48)
第一節 分業の諸原因 (48)
第二節 スペンサーの個人と社会との関係の理論と外的事情による分業論 (59)
第三節 社会的分業の進歩の理論 (63)
第四節 分業は組織的社会の内部で起る (77)

第三章 第二次的要因=集合意識の漸次的不確定化とその理由 (89)
まえがき (89)
第一節 集合意識の発展と個人の自由の拡大 (95)
第二節 環節型社会の消滅と個人の自由の拡大 (101)
第三節 環節型社会の消滅と個人への拘束力の減少 (111)
第四節 結論 (118)

第四章 第二次的要因(続)=遺伝 (122)
まえがき (122)
第一節 遺伝とは何か (129)
第二節 遺伝は不確定なものになってゆく (148)

第五章 以上からの帰結 (160)
第一節 社会的分業における機能の独立性の増大 (160)
第二節 分業と文明との関係で分業は目的とも理想ともなりうる (171)
第三節 個人は社会の産物である (184)

第三編 異常的諸形態 (195)
まえがき (195)
第一節 経済生活と科学活動とにおける分業の異常形態 (197)
第二節 これらの異常形態はどうすれば排除できるか
    国家と哲学との総合的、規制的役割 (202)
第三節 これらの異常形態を排除するには、
    無規制的分業を規制することが不可欠である (213)

第二章 拘束的分業 (226)
第一節 外的条件の平等に基づく正しい階級闘争の理論 (226)
第二節 個人の自由は規制の産物である (236)

第三章 その他の異常形態 (248)

結論 (257)
第一節 社会的連帯の全条件としての道徳 (257)
第二節 分業は個人的人格を減少させるものではない (268)
第三節 分業は法と道徳に基づいて
    有機的・契約的連帯を生むのである (274)


■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:野口 陽平
UP:20080917 REV:
社会学  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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