『生命をください!――ルポ骨髄移植』
遠藤 允 19921105 講談社,348p.
■遠藤 允 19720425 『生命をください!――ルポ骨髄移植』,講談社,348p. ISBN: 4062058308 1700 [amazon] ※ m32
■内容紹介(帯裏、「はじめに」より)
これまで日本でおこなわれてきた骨髄移植の大半は、かろうじて兄弟姉妹にHLA(ヒト白血球型抗原)適合者がいた患者を対象にしたものだった。ドナーが見つからない患者は、移植という救命手段があるにもかかわらず、みすみす死を迎えるしかなかった。
「それはおかしいじゃないの。たまたま日本に生まれたばかりに、助かる命を助けられないなんて、理不尽よ。公的な骨髄バンクをつくらなくっちゃ」
そういって立ち上がった患者の母親がいた。1987年のことだ。イギリスやアメリカでは、すでに骨髄バンクが機能し、他人の間での移植が進められていたのである。
■著者紹介(表紙裏折り返しより)
1946年、山口県に生まれる。横浜市立大学文理学部を卒業し、神奈川新聞社に入る。社会部、文化部、整理部などに勤務。1987年退社し、現在フリージャーナリスト。
著書に『判決の朝』(同時代社)、『パサデナ物語』(新声社)、『静波の家』(講談社文庫)、『難民の家』(講談社)などがある。
■目次
第一章 生き続けたい
第二章 移植治療の現場
第三章 生と死のはざま
第四章 公的バンク設立
第五章 試練経て発展へ
あとがき
関係機関・民間団体/参考文献/ビデオテープ
■紹介(帯より)
これでしか生きられない生命をつなぐ骨髄バンク!
白血病等の原因不明の血液疾患の患者は、毎年6千人以上も新たに生まれている。
「生と死のはざま」で苦悩し、適合ドナーがあらわれるのを神にも祈る気持ちで待ち続ける患者と家族の叫び。
■引用