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『査定・昇進・賃金決定』

橘木 俊詔 編 19920930 有斐閣,229p.


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橘木 俊詔 編 19920930 『査定・昇進・賃金決定』,有斐閣,229p. ISBN-10:4641066205 ISBN-13: 978-4641066205 \2625 [amazon][kinokuniya] ※

■内容
(「MARC」データベースより)
企業で働いている労働者に関して、「査定」が企業組織の中で昇進・昇格や賃金決定にどれほどの影響を与えているかを調べ、まとめたもの。

■目次
第1章 査定、昇進、賃金決定―本書の問題意識と要約、評価
 1.1 問題意識
 1.2 要約
 1.3 評価
第2章 査定と労使関係
 2.1 課題の限定
 2.2 賃金制度の現状
  2.2.1 賃金の客観性
  2.2.2 昇給査定幅の現状
  2.2.3 過去5年間における賃金制度の程度
  2.2.4 賃金の決め方
 2.3 能力主義の構造
  2.3.1 能力主義の指標
  2.3.2 査定幅と能力主義
  2.3.3 昇進慣行と能力主義
  2.3.4 能力主義的企業の特性
 2.4 労使関係の現状
  2.4.1 労働組合の概観
  2.4.2 能力主義の進行と労働組合機能
第3章 昇進のしくみ―査定と勤続年数の影響
 3.1 昇進に関する従来の研究
  3.1.1 日本における昇進のしくみ
  3.1.2 アメリカにおける昇進のしくみ
 3.2 A銀行の資格制度と査定方法
  3.2.1 資格等級制度
  3.2.2 査定方法
 3.3 同期入行者の等級・号棒の分布
  3.3.1 勤続12年目の行員
  3.3.2 勤続16年目の行員
 3.4 昇格確立を決める要因
  3.4.1 変数の説明
  3.4.2 5等級行員の昇格
  3.4.3 6等級行員の昇格
 3.5 勤続年数と昇格
  3.5.1 勤続年数と査定の関係
  3.5.2 勤続年数を考慮する理由
 3.6 おわりに
第4章 賃金体系の改訂と労働組合の対応―成績査定に対する組合の考え方と賃金格差
 4.1 問題と方法
  4.1.1 成績査定と労働組合
  4.1.2 成績査定と賃金格差
 4.2 これまでの研究
 4.3 資料
 4.4 A社の賃金体系の変遷と労働組合の対応
  4.4.1 賃金体系の変遷
  4.4.2 層別賃金の導入と成績査定の廃止
  4.4.3 層別賃金の問題点
  4.4.4 1971年の3群制層別賃金への移行と成績査定の復活
 4.5 組合問題の賃金格差の実態
  4.5.1 データの性質
  4.5.2 成績査定と賃金格差
 4.6 まとめ
第5章 ホワイトカラーの労務管理と職種概念
 5.1 目的
 5.2 アンケートの結果から
  5.2.1 キャリア形成の実態
  5.2.2 キャリア形成の変化
 5.3 サービス産業のキャリア事例
  5.3.1 アパレル商社S社
  5.3.2 情報誌出版T社
 5.4 インプリケ―ション
第6章 仕事給(職務給、織能給)賃金構造
 6.1 はじめに
 6.2 分析の視点
  6.2.1 賃金制度と能力給指標
  6.2.2 賃金構造と賃金関数
 6.3 データ分析方法
  6.3.1 データ
  6.3.2 分析方法
 6.4 能力給と賃金構造
  6.4.1 4つの能力給指標
  6.4.2 分布
  6.4.3 回帰結果
 6.5 定年年齢と賃金構造
  6.5.1 60歳定年と賃金構造
  6.5.2 昇格基準線の変化パターンと能力給
 6.6 まとめ
第7章 職種と賃金の決定
 7.1 職種賃金の歴史と理論
  7.1.1 職種賃金の歴史
  7.1.2 職種賃金決定の理論
  7.1.3 日本における職種賃金格差の統計的根拠
 7.2 日本の職種賃金構造
  7.2.1 平均年収に基づく職種間賃金格差
  7.2.2 職種賃金の規模別年齢格差
  7.2.3 昇給の加齢・経験効果への分解
  7.2.4 性に基づく職種賃金格差の意味
 7.3 まとめ―日本の職種賃金は特殊か
第8章 日本の産業間賃金格差
 8.1 はじめに
 8.2 産業間賃金格差の推定
 8.3 産業間賃金格差のばらつき
 8.4 推定された賃金格差と産業特性の相関
 8.5 考察
 8.6 結語
第9章 査定・昇進・賃金体系の経済理論―情報とインセンティヴの見地から
 9.1 はじめに
 9.2 報酬と評価の短期的関係
  9.2.1 インセンティヴとリスクのトレードオフ
  9.2.2 仕事間の努力配分の問題
  9.2.3 査定の問題
  9.2.4 本節のまとめ
 9.3 昇進体系の理論
  9.3.1 ラーニングのしくみととしての昇進体系
  9.3.2 インセンティヴと昇進体系
  9.3.3 ラーニングとインセンティヴ
 9.4 まとめ

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:三野 宏治 
UP:20090525 REV:
経済(学) economics  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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