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『死と直面する――“死”をとらえ直すことによって、新しい“生”が見えてくる』

石川 左門他 19920828 致知出版社,240p.


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石川 左門 他 19920828 『死と直面する――“死”をとらえ直すことによって、新しい“生”が見えてくる』,致知出版社,240p. ISBN-10: 4884743091 ISBN-13: 978-4884743093 1500+税 [amazon][kinokuniya] ※ d01

■内容

◇生と死の最前線からの感動のレポート。死とは何か、生とは何か。いま生と死の間に横たわる問題に迫る。

◇こどもが筋ジストロフィーだったら、死刑囚の最期、尊厳死、告知、自殺、などの生と死の最前線からの感動のレポート。死とは何か、生とは何か。そのあいだによこたわる問題に迫る。

*初出誌
 月刊『長生』に1990年7月から1992年1月にわたって掲載された。掲載月は本文末尾に示した。

■目次

刊行に寄せて〈特別寄稿〉 アルフォンス・デーケン

第1章 残された時間をよりよく生きるために
 二〇年の生をあっという間に駆け抜けた筋ジストロフィー児の人生 石川 左門
 末期患者の最後の小さな願い らい患者に教えられた幸せの根本 白井 幸子
 「私の晩年は幸せでした」と語った死刑囚がたどりついた精神の高み 高橋 良雄

第2章 尊厳死を選択するということ
 安らかな死を求めて リビング・ウィルに署名した七千人 沖 種郎
 いま一番求められているのは「その人らしい」死に方 寺本 松野

第3章 家族に囲まれる幸せを噛みしめて
 家族がそばにいるということが何よりの支えとなる 芳賀 敏彦
 延命治療も告知も、基本となるのは患者と家族のいい人間関係 河野 友信
 たたみの上で死なせたいという家族に迫られる覚悟 庭瀬 康二

第4章 告知で生の時間はよみがえるか
 告知すべき人、すべきでない人 患者のイニシアチブで告知は行われる 中島 美知子
 ガン告知は患者の生き方そのものの問題 本人と家族が選択すること 黒柳 弥寿雄
 ホスピスでみつめた死と生のはざま フォローができないなら告知はひかえよ 中島 修平

第5章 死をみつめることで生が見えてくる
 感情のもつれを修正できずに逝った 私ひとりで納骨した二百人の人たち 中村 雪江
 増えてきた中年男性の自殺 会社と家庭内の孤独が彼らを追い込む 大原 健士郎
 死者の声なき声が語りかけられる社会の病理 家族のあり方を見直さなければ解決しない 上野 正彦
 ジャンボ機事故で確認した多くの遺体 歯に刻み込まれたその人の履歴書 鈴木 和男

第6章 いま医療に問われている生と死の問題
 オートバイ事故で亡くなった青年の肝臓がいま六人の生命を支えている 太田 和夫
 遺体が足りないから献体するのではない よりよい死を迎えるために精神運動だ 倉屋 利一
 失敗するはずのない手術なのに 院内感染であっけなく逝ってしまった夫 富美 恵海子

■引用

■書評・紹介・言及

◆立岩 真也 2015 『死生の語り・2』(仮) 文献表


*作成:影浦 順子(増補:村上 潔
UP 20090819 REV: 20110404
石川 左門  ◇死 death/dying  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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