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『薬の社会誌』

19920620 松井 寿一,丸善,203p.


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■松井 寿一 19920620 『薬の社会誌』,丸善,203p. ISBN-10: 4621050524 ISBN-13: 978-4621050521 [amazon] ※ d07.h01.,


■出版社/著者からの内容紹介
人間の幸福と健康のために登場した薬は、人を癒すばかりでなく、麻薬、輸血、薬害、感染などの社会問題を生みだした。数々のドラマを紹介しながら現代を問う。

内容(「BOOK」データベースより)
徳川光国が藩医に命じて作らせた本「救民妙薬」はベストセラーになり、庶民に重宝がられた。いつの時代でも、どこの社会でも、人は病み、傷つき、それを癒す薬を探し続けてきた。しかし人間の健康と幸福のために登場した薬が、逆に作用してしまったこともある。サリドマイドやキノホルムの薬害、麻薬の流行とそれを取り締まる麻薬Gメン、「黄色い血液」やエイズ感染の問題を生んだ輸血など、薬や医療は常に社会とかかわり合い、様々なドラマが展開されてきたのである。



■目次
第1章 万代家の人々―反魂丹縁起―万代常閑の家系
第2章 黄門様のくすりのわかる本―江戸時代のベストセラー『救民妙薬』
第3章 白い粉の恐怖の歴史―麻薬取締官の活躍余話
第4章 世界の薬物乱用の現状―防止と取り締まりの国際協力
第5章 血液、輸血そして薬―血液型、肝炎、エイズへの歴史
第6章 薬害根絶への長い道程―食品、薬品の安全性確保へ
第7章 学校の環境衛生を考える―学校薬剤師が誕生して五十余年





*作成:横田陽子
UP:20080410
  ◇医学史・医療史
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