『なぜ,村は集団検診をやめたか』
網野 皓之 19920530 中央公論事業出版,143p.
■網野 皓之 19920530 『なぜ,村は集団検診をやめたか』,中央公論事業出版, 143p. \1200
■目次
はじめに
1 当村の集団検診否定に至る経過
2 マス・スクリーニング (MASS・SCREENING) の問題点
スクリーニングと見落としについて
3 癌の集団検診 (集検) は社会の役に立っているのだろうか
1) 胃癌検診
2) 大腸癌検診
3) 肺癌検診
4) 子宮癌検診
5) 乳癌検診
6) 肝癌検診
4 痴呆の早期発見治療に科学的根拠があるのだろうか
5 保健婦活動と検診問題
1) 保健婦にありがちな考え方
2) 個と集団の関係について
3) 検診で死に至る病を発見し、疾病死を防止できるのでしょうか
4) 医学に対してもっと疑問をもたねばなりません
5) 検診と健康教育指導における誤り
6) 医学に従順になったままでは独自性を打ち出すことはできない
7) 今,保健婦に科学性が求められている
8) 検診以外に活路を見出しましょう
6 サイエンスとしての医学への疑問
7 科学的とは何か
8 地域医療の質的転換を
9 住民主体の保健医療論批判
1) なぜ,住民主体の保健医療論を問題にしなければならないのでしょうか
2) 住民主体という「ごまかし」
3) 保健医療における主体論の起源とその誤り
4) 保健医療における矛盾を人間疎外と関連づける誤り
5) 保健医療に変革の観点を
6) 住民主体の保健医療論の欠陥
10 福祉の理念――健康幻想を超えて
1) 健康幻想と福祉軽視の関連性
2) 地域的現実が福祉の充実を求めている
3) 福祉行政の問題点
4) 高齢者福祉に対する私たちの考え方
5) 村の福祉
11 集団検診 Q&A
*作成:中倉 智徳