『関係の世界を遊ぶ――身体と関係の社会学』
八木 晃介 19920401 批評社,220p.
■八木 晃介 19920401 『関係の世界を遊ぶ――身体と関係の社会学』,批評社,220p. ISBN-10:4891751541 ISBN-13: 978-4891751548 \2,060 [amazon]/[kinokuniya] ※ b1990
■内容
人と人との〈間〉を生きる人間という生物が織りなす多様な人間関係を身体と関係の相互性のうちに解読し、心的現象の深層に迫る。
■目次
序章 愛花論―ロマンチック・アナキズムの誘い
第1節 煩悩と妄執に生きる
第2節 解説は「無」志向ではない
第3節 関係を固定しない
第4節 「いま・ここ」の白紙主義
第5節 「まっすぐな道」で楽しい
第1章 自我論―真実の「自我」を求めて
第1節 「閉鎖生態系」のアプリシェート
第2節 関係としての「真実の自我」
第3節 リュシアンの「悲劇」または「喜劇」
第4節 自分自身との相互作用
第5節 社会化のやり直しと再社会化
第2章 他者論―「主」と「客」、そして相互性
第1節 「いま・ここ」での自己と他者の交点
第2節 意味世界としてのアイデンティティ
第3節 「意味ある他者」論の再評価
第4節 関係人間のパーソナリティ構造
第3章 理解論―意味の交換性と共有性
第1節 理解のための視界の相互作用
第2節 相互理解不能の現象形態
第3節 人と人とは分かりあえるか
第4節 意味の交換と共有は可能か
第4章 異端論―大同につかず小異をすてず
第1節 罠にはまった日常生活
第2節 境界人として逃げまどう
第3節 異質としての自由を正当化する
第4節 逸脱と不適応の文化性
第5章 免疫論―自他認識の絶対化と差異化
第1節 セルフとノン・セルフ
第2節 地獄一定への旅立ちとしての「愛」
第3節 「愛」と「憎」の弁証法
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:本岡 大和