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『精神としての身体』

市川 浩 19920410 講談社,講談社学術文庫,338p.

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last update:20170630

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■市川 浩 19920410 『精神としての身体』,講談社,講談社学術文庫,338p.ISBN-10: 4061590197 ISBN-13: 978-4061590199 1,100+ [amazon] [kinokuniya]

■内容

(「BOOK」データベースより)
 近代の哲学は、身体の問題を奇妙に無視してきた。しかし、人間の現実存在は、身体をはなれてはありえない。身体であるということが、人間が単に考えうる可能的存在ではなく、現実的存在であるゆえんをなしているからである。本書では、こうした観点から、身体をポジティブなものとしてとらえ、人間的現実を、心身合一においてはたらく具体的身体の基底から、一貫して理解することをめざしている。

■目次

1 現象としての身体
 1.主体としての身体
 2.客体としての身体
 3.私にとっての私の対他身体
 4.他者の身体
 5.錯綜体としての身体
2 構造としての身体
 1.はたらきとしての構造
 2.向性的構造
 3.志向的構造
 4.身体の私性
 5.自己と他者
 6.構造の生成
  1.共可能性
  2.地化
  3.図化
  4.変換
  5.中心化
  6.脱中心化
  7.同調
  8.組み込み
 7.精神としての身体
3 行動の構造
 1.行動と生活世界
 2.癒着的形態の行動
  1.引きつけと拒斥
  2.収縮
  3.有向反応
 3.可能的生への展開
  1.はたらきとしての身体の階層化
  2.定位移動
  3.原始的情感性
  4.支配の中枢化
  5.把捉
  6.原始的情動と社会生活
 4.可動的形態の行動
  1.脳化と皮質化
  2.幻像的世界から現実的世界へ
  3.前肢操作
  4.介在物の利用
  5.道具の使用
  6.用具の保存・製作
 5.シンボル的形態の行動
  1.用具行為と言語行為
  2.記号性の自覚
  3.記号の理解と感応的同調
  4.記号の定型化
  5.記号の分節化
  6.思考と言語
  7.自己中心的言語と内言化
  8.内言化と反省意識
  9.シンボル化と現代文明

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:焦 岩
UP: 20170630
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