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『安全国家日本の終焉――不法就労外国人の脅威』

高尾 栄司 19920220 光文社,223p.

last update:20111129

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■高尾 栄司 19920220 『安全国家日本の終焉――不法就労外国人の脅威』,光文社,光文社文庫,223p. ISBN-10:4334714803 ISBN-13:978-4334714802 \448 [amazon][kinokuniya] ※ w0111 e03 s03

■内容

内容(「BOOK」データベースより)
日本政府は年間10万人規模の外国人研修生に、一定期間の就労を認める方向で検討を始め、1992年度中にも実施する…。人の移動が「人種戦争」を引き起こすことに気づかない人は多い。現在、100万人以上いる不法就労外国人。彼らは新たな犯罪や差別の芽を生んでいる。国内外の緻密な取材を通じ、安穏な日本に警鐘を鳴らす戦慄のノンフィクション緊急出版。

■目次

まえがき

プロローグ
 外国に行って親切にされたから
 いい加減な日本人
 同質性の国・日本が瓦解する

1章 日本が外国人労働者を容認する日
 甘い大国・日本に押し寄せる外国人
 日本政府、一九九二年からの選択
 国籍にはブランドがある
 ラチェット・イフェクト――歯車は逆転しない
 人の流れは歴史の傷痕

2章 受け入れを歓迎する人たち
 「朝日新聞を利用してやった」
 不法就労外国人は人権が無視されているか?
 太田氏の外国人労働者の実態
 賃金格差で退職する日本人
 電話フンディ――送金のからくり

3章 外国人労働者たちの意外な素顔
 労災・保健問題と人権問題
 トルコをモデルに建国されたパキスタン、バングラデシュ
 パキスタン人受け入れは文化交流か?
 配偶者ビザのための結婚
 日本に行かせるエージェントや弁護士たち

4章 空洞化する彼らの“母国”
 地価高騰のバンコク
 タイでの労働許可は四、五〇〇万、日本は三万五〇〇〇円
 香港ギャングが結集する街
 瓦礫の街・カラチを検証する
 人の移動が破壊をもたらす

5章 外国人労働者と日本の選択
 日本の「国籍」が売買される
 来たいといえば入れてやるべき、住みたければ永住権も
 武器をとらない戦争
 不法就労外国人は保護される!?
 日本も見習える超安全指向国家

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20111129 REV:
外国人労働者/移民 ◇平等/不平等/格差 ◇国家/国境  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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