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『人間の痛み』

山田 宗睦(やまだ・むねむつ) 編 19920120 風人社,何のための知識シリーズ4,317p.


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■山田 宗睦(やまだ・むねむつ) 編 19920120 『人間の痛み』,風人社,何のための知識シリーズ4,317p. ISBN-10:4938643057 ISBN-13:978-4938643058 \3045 [amazon][kinokuniya] ※

■内容

(「MARC」データベースより)
身体の痛みの生理・病気・治療について、心の痛みと心の病との関係、社会・歴史・文学に見る痛みなど、いろいろな面での痛みをとりあげ、人間にとっての痛みとは何かを考える。

■目次

 序 痛みとは何か  山田宗睦

第一部 身体の痛み
 I 痛みの医学  塩谷正弘
  はじめに
  (1)痛みの医学
   「痛み」という病
   ペインクリニック科とは
   ペインクリニックがなぜ必要か
   慢性疼痛とは
   痛みを伝える神経
   痛みの伝わり方
   体内のモルヒネ様物質
   痛みとこころ
   痛みの治療
   ペインクリニックの歴史
   神経ブロックとは
  (2)いろいろな痛みの疾患
   頭痛と顔面痛
   三叉神経痛
   舌咽神経痛
   側頭動脈炎
   群発頭痛
   腰下肢痛
   帯状疱疹
   癌の痛み
   反射性交感神経性萎縮症
  おわりに

 II 痛みの看護  石垣靖子
  (1)がんと痛み
   トータルペインとしてのがんの痛み
   WHOがん疼痛救済プログラム
   がんの痛みのコントロールの現状
  (2)がんの痛みから解放
   痛みのアセスメントの重要性
   痛みのコントロールの方法
   多職種によるチームアプローチ
  (3)がんの痛みのケアの実際――実例をとおして――
   家族主義の中での痛みの治療
   心理・社会的なケアの大切さ
  (4)“希望”を支えるケア

 III 私の痛みの記録  多田有季恵

第二部 こころの痛み
 I 心因性の痛み  中野弘一
  はじめに
  痛みと心療内科
  痛みの心身医学的なとらえ方
  医学的検査で原因不明の痛み
  痛みと疾病利得
  疾病利得による痛みと考えられた症例
  思春期の痛み
  疾病管理プログラム
  おわりに

 II こころの病とこころの痛み  坂本健二・岩井圭司
  隠喩としての“痛み”
  痛みの属性
  “こころの痛み”の条件
  “良心の疼き”
  “悩み”について
  “こころの病気”とは
  “こころの病気”の諸相
  神経症の“こころの痛み”
  “こころの病”の限局化
  “こころの病”の分散化
  “こころの病気”の“根の深さ”
  鬱病の状況因と症状
  鬱病の回復と“こころの痛み”
  躁鬱病における“こころの痛み”と生気障害
  精神分裂病における“こころの痛み”(1)(2)
  治療について

第三部 社会の痛み<連携する痛み>
 I 水俣の傷み  最首悟

 II 国分一太郎と私の痛み  宇佐美承

 III 「子どもたちのヒロシマ」と私の痛み  佐々木征夫

 IV 文学は痛みを癒すか  松本健一

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:角田 あさな 
UP:20090521 REV:
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