『感情労働としての看護』
Smith, Pam 1992 The Emotional Labour of Nursing: How Nurses Care Basingstoke, Macmillan,232.
=2000 武井 麻子・前田 泰樹・安藤 太郎・三井 さよ,ゆみる出版,289+ix pp.
last update:20110301
■Smith, Pam 1992 The Emotional Labour of Nursing: How Nurses Care Basingstoke, Macmillan,232.
=20001225 武井 麻子・前田 泰樹・安藤 太郎・三井 さよ,『感情労働としての看護』ゆみる出版,289+ix pp. ISBN-10: 4946509232 ISBN-13: 978-4946509230 \2000 [amazon]/[kinokuniya] ※
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内容(「BOOK」データベースより)
患者は痛かったり、苦しかったり、淋しかったり、怖かったり、焦ったりしていて、それを何とかしてほしいと思っているのです。確かに教科書には、疾患のことが詳しく記述されていますが、個々の患者が何を思い、どのような助けを必要としているかは、当人でなければ分かりません。いえ、当人ですら、分からないときがあります。そこで、患者はときに看護婦の理解を越えた反応を示します。しかも、より深刻な問題は、そうした患者の精神的な不安定さではなく、そうした患者に手を焼く看護婦自身の精神状態にあるのです。そんなとき、ホックシールドの感情労働という概念に出会ったのです。…感情労働としての看護について理解するのは、一つには看護婦自身のメンタルヘルスのためでもありますが、もっと大事なのは、それによって患者の理解が深まり、ケアの質も高まるということです。
内容(「MARC」データベースより)
感情労働としての看護婦に関する様々な疑問について考えるため、広範な事例研究を紹介。そこから看護やケアリングの本質について、看護婦自身がどのように語り、振り返っているかを描き出す。〈ソフトカバー〉
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
前田 泰樹
一橋大学大学院社会学研究科。主要論文に「情報経験の語りとケアの論理―痴呆に関する問診場面の相互行為分析―」『現代社会理論研究』第9号(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
第1章 序論
第2章 世間の水につかる―ケアを担う看護婦を選抜し、テストし、そして期待する
第3章 ケアについてはまったく何も語られない―看護の知の定義づけ
第4章 患者の具合の悪いところから学ぶ―看護の仕事の定義づけ
第5章 病棟婦長と感情ワークの基礎構造―病棟での感情ワークを目にみえるものにすること
第6章 病院で死ぬこと―究極の感情労働
第7章 ケアリングの軌跡―ケアリングのスタイルと能力の時間にともなう変化
第8章 結論
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:中倉 智徳