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『歴史の終わり(下)――「歴史の終わり」後の「新しい歴史」の始まり』

Fukuyama, Francis 1992 The End of History and the Last Man, Penguin books, 418p.
=200505 渡部昇一 訳,三笠書房,332p.


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■Fukuyama, Francis 1992 The End of History and the Last Man,International Creative Management,464p.=199203 渡部昇一 訳 『歴史の終わり(下)――「歴史の終わり」後の「新しい歴史」の始まり』三笠書房,317p. →199212 知的生きかた文庫 →200506 新装新版.ISBN-10: 4837956572 ISBN-13: 9784837956570 \2000 [amazon][kinokuniya]

■内容

出版社/著者からの内容紹介
かつて、これほど世界中で話題をさらった歴史書はない。人間の可能性とゆくえを鋭く示唆し、実に歯ごたえのある本だ。いまの日本人にとって一番必要なのは、この本で説く「気概」ではなかろうか――訳者・渡部昇一。
【担当編集者からひと言】
「生涯で読むであろう本のうちでも、最も挑戦しがいのある、刺激的、かつ奥行きの深い本の一冊!」。この『ニューヨーク・タイムズ』の絶賛の声こそ、本書のすべてを表しています。
内容(「BOOK」データベースより)
これから歴史はどう進展するのか。特に本書の結末に示された「指導原理」は、欧米とは異質な歴史背景をもつ日本人にはきわめて重要だ。
著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)
Fukuyama, Francis
1952年シカゴ市生まれ。日系三世。ハーバード大学で政治学博士。アメリカ国務省政策企画部次長、ワシントン・D・Cのランド研究所顧問を経て、ジョンズ・ホプキンズ大学教授

渡部 昇一
上智大学名誉教授。深い学識と鋭い評論で知られる
■目次
    第3部 歴史を前進させるエネルギー――「認知」を求める闘争と「優越願望」
      4 「赤い頬」をした野獣‐「革命的情勢」はいかにして生まれたのか
        最貧国と最富裕国だけが安定する構造
        一本のソーセージと引き換えに売り渡される自由
        ベルリンの壁に風穴をあけた「チューモス(気概)」
        中国に吹きはじめた「自由な風」
      5 人間の「優越願望」が歴史に与える影響
        マキャベリの「栄光への欲望」と「優越願望」
        歴史の流れに強いられた「サムライの変質」
        野心を用いて野心を制する「チェック・アンド・バランス機構」
        ヒトラー、スターリンに見るマキャベリ的「優越願望」
        深い「矛盾」のなかに取り残された現代人
      6 歴史を前進させる「原動力」
        「主君」よりは「奴隷」のなかにこそある真の自由、大きな自由の芽
        不平等のなかにこそある「真の平等」
        人間が作った「神」の力の限界
      7 「日の当たる場所」を求めて戦う人間と国家
        自由な目と頭をもつ子供の誕生
        歴史の終わりに登場する「普遍的で均質な国家」の中身
        より高い合理的精神に気づきはじめた最後の「奴隷制社会」
        人間を完璧に満足させる「歴史の最終段階」

    第4部 脱歴史世界と歴史世界‐自由主義経済成功に絶対不可欠な「非合理な“気概”」
      1 冷たい「怪物」――リベラルな民主主義に立ちはだかる「厚い壁」
        国家と民族とのただならぬ緊張関係
        「文化」が民主化への大きな障害物となる理由
        プロテスタンティズムが生んだ「自由の精神」
        中央集権化の強度と民主主義の強度の相関関係
        「国の舵取り」としての指導者の政治力
        民主主義の「突然変異」
      2 歴史から見た日本人の「労働倫理」
        欲望よりは自分の「気概」を満足させるために働く人間の登場
        ウェーバーの「亡霊のごとく生きている労働倫理」
        「武士道」が日本の資本主義にもたらした偉大な影響
        経済発展に絶対不可欠な「非合理的な気質」
        日本の繁栄を裏から支えている特異な「労働倫理」
        自由主義経済の「偉大な生産性」にブレーキがかけられるとき
      3 新しいアジアを生み出す「新権威主義の帝国」
        欧米先進社会に挑戦する家父長的「アジア社会」
        日本社会に残っている生産的な「専制主義」
        経済成長の最大の脅威となる「悪平等」
        世界史の決定的な転換点にある日本
      4 もはや万能ではなくなった「現実主義」
        「最悪の国家」の政策にしてはじめて可能な「最良の国家」
        国際政治における唯一最強の「通貨」
        国家体制を形成する「正統なシステム」と「革命的なシステム」
        万能ではなくなった「現実主義」の重大な弱点
      5 「権力」と「正統性」との力関係
        軍備増強と領土縮小による「力の最大化」
        イギリスが植民地にしがみつかなかった最大の理由
        強大なワルシャワ条約機構を崩壊させた正統性の変化
        近代国家に昇華された「貴族的な優越願望」
        様変わりしていく「戦争の経済学」
        驚くべき歴史の方向転換を支えた民主勢力の「確かな目」
        「現実主義のものさし」だけでは決して測れないこれからの世界
      6 国家主義と国益の経済学
        意欲に燃え猛威を振るった「近代国家主義」
        ヨーロッパが体験した途方もない非合理性
        半永久的な「流刑」に処せられた宗教
        ようやく目を覚ました「眠れる獅子たち」
        「三つの点」で確実に生まれ変わりゆくヨーロッパ
        国家主義がリベラルな民主主義国にもたらす「催眠効果」
      7 脱歴史世界と歴史世界――二極に大きく分かれていく世界
        脱歴史世界と歴史世界観の衝突を引き起こす「移民問題」
        歴史を逆流させないための最大の「保証書」
        二十世紀の絶望的な嵐から身を守る「避難所」

    第5部 「歴史の終わり」の後の新しい歴史の始まり――二十一世紀へ「最後の人間」の未来
      1 自由と平等の「王国」のなかで
        右と左からの「自由主義社会」批判
        「自助の精神」原理がうまく働かない社会
        自由と平等の「緊張関係」こそ自由主義の核心
        対応を誤るときわめて危険な諸刃の剣となる「対等願望」
        過剰な平等志向が産み落とした矛盾だらけの諸権利
        ほとんどの環境保護論者が陥っている自己矛盾と大欠陥
        現代人が「相対主義」によって追い込まれた知性の知恵袋
      2 歴史の終わりに登場する「最後の人間」
        リベラルな民主主義国家の致命的弱点
        1つの光り輝く星を誕生させるための「混沌」
        人生のあらゆる面にわたる「不平等」を求める戦い
        歴史の始点にいた「奴隷」と歴史の終点に立つ「最後の人間」の唯一の共通点
        現代に出現した新しい形の「奴隷制」
        「歴史の終わり」における人間の意味と未来
        最後の「約束の地」は真の幸福・満足を約束してくれるのか
      3 民主主義社会における「優越願望」のはけ口
        歯止めのきかない「対等願望」が歴史に与える悪影響
        「優越願望」が育てる真の企業家精神
        民主主義下であるがゆえに実現される「野心」
        日本のなかの「歴史の終わり」とその後
      4 自由主義国家が生み出した「リバイアサン(大怪物)」
        民主社会の極端な細分化を防ぐ「防波堤」
        資本主義経済のダイナミズムと未来社会
        もっとも純粋な「自由主義」の持つ弱点
      5 「歴史の終点」には何があるのか
        平和と繁栄にあえて反旗をひるがえす人間の存在
        「弱肉強食」を正当化する原理
        歴史を再出発させる最後の「エネルギー」
        歴史の「循環・横揺れ」ははてしなく繰り返される
        リベラルな民主主義にとっての「最大の脅威」
        人類の集まった「幌馬車」の終着駅

    注釈
    訳者解説
■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP: 20100416 REV:
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